「お役目、全うします。まずはこの鍵を求める瞳を探しに行くのです！」

自分がいつから存在していたのか本人も分かっていない。
ある時、自分の生きる意味が見出だせず、このまま消えてしまおうかと思っていた所、とある吸血鬼に捕獲(抱っこ)される。
自分を捕らえた吸血鬼は、自分を膝に乗せながら「キミが消えるなんてもったいない。生きる意味が必要ならくれてやろう」と言い、首に鍵をかけてくれた。
何故彼が、何を思って、自分に星守の役目を譲ってくれたのか。それは分からない。
それでも、その言葉は確かに自分を救ってくれた。その役目を果たせないなんてありえない。
彼と別れたのち、旅に出た。瞳を探す旅に。長かったようで、短かったような旅。
偶然入り込んだショッピングモールで、ようやく彼女は運命の出会いをする。

外見:後ろで2つに纏めた長めの髪に金髪。赤目。身長は小学生4年くらい。頭上に狐耳が残る。

趣味・特技:日向ぼっこ。家に転がり込んでからは料理が楽しい。

好きなもの:歩さん、人間さん、先代の鍵の持ち主、油揚げ、緑茶

嫌いなもの:機械類(嫌いより苦手)、ゴミのポイ捨て、元いた山にいた大狸(トチ)

■ハンドアウト（共通）
東京都内を覆う、大規模な血戒が展開された。
同時に、街中に奇劇団の団員たちを模した影が現れ、一般人を襲いだす。
歩の眼は、それらがすべて、ひとりの業血鬼に操られていることを見抜いた。
どうやら、敵は最後の手段に出たらしい。
決着をつける時が、きたようだ。

［シナリオテーマ：運命に決着をつける］

■ハンドアウト（共通）
都内で連続殺人事件が発生し、その被害者には共通した特徴があった。
犯人の正体は奇劇団の団員なのか。そして、その目的は何なのか。
確かなことは、この事件を放っておけば、被害者がさらに増えてゆくということだ。

［シナリオテーマ：連続殺人事件の犯人を捜す］

■シナリオハンドアウト（共通）
最近、キミたちは揃って奇妙な夢を見るようになった。
街の中を進む悪意あるパレードと、それを遠巻きに見ている人びと。
お互いが夢の中で交わした言葉は、起きた後も覚えている。
ならばこれが、ただの夢でないことは明白だ。
このまま夢を見続けるのは、危険があるように感じる。
原因を調べ、解決する必要がありそうだ。

［シナリオテーマ：悪夢の原因を探る］

▼吸血鬼PC
推奨組織：フリーランス
推奨傷号：星守の鍵(P64)
キミは、"星守"の使命を帯びた吸血鬼だ。
「奇劇団の中に"碧星の瞳"を探している者がいる」という話を知ったキミは、東京で彼らの活動を監視していた。
とある商業施設における"舞台"に遭遇したキミは、その現場でひとりの人間と出会う。
深い碧色の瞳に、キミの持つ鍵が反応する。間違いない、彼／彼女はキミの探していた相手だ。
その日、キミは運命と出会った。

[シナリオテーマ：人間PCを守る]