山茶花流拳闘術
七氏　山茶花が娘であるローズに護身のためにと教えた技をローズが昇華し、
拳闘術とした武術体系。七つの構えと、それに対応した技。そして奥義がある。
歴史としては３００年ほど続いてはいるが使っていたのが
ほとんどローズのみだったため、個人用の技に近く、継承者は少ない。
正当に告げているのはほとんどおらず。
使いこなしているものはほぼ一人。
構えを花弁と称し、七つの型がある。
それぞれが様々な場面を想定し作られている。

創始者：七氏　山茶花
初代：ローズ
二代目：ジョン・ドゥ

一の花弁：氷雨（ひさめ）
基本の型。構えはシンプルなモノであり、基本となる。
奥義：弾丸雨注（だんがんうちゅう）、連続の正拳突き

二の花弁：時雨（しぐれ）
足場の悪い場所で戦うのに適した技。山茶花流の運足の基本。
奥義：時雨之化（じうのか）、高速移動を利用した前蹴り

三の花弁：虎が雨（とらがあめ）
半身で構え、手刀を構える技。
奥義：黒風白雨、連続で手刀を繰り出す。鉄程度なら切り裂ける。

四の花弁：怪雨（かいう）
衝撃を内部に伝える型。中国武術の発勁に通じる。
奥義：風餐雨臥、掌底で相手の内臓や鎧の内部に衝撃を伝える。

五の花弁：天泣（てんきゅう）
衝撃を外部に伝達させる型。衝撃を鎧や皮膚の表面に走らせる。
奥義：磑風舂雨、衝撃を物体の表面に走らせ、破壊する拳。

六の花弁：甘雨（かんう）
相手の動きを見切り、力の流れを操る型。柔術に近く、最も守りに適した型。
奥義：干天慈雨、力の流れを読み、間接を複数極め上げる。
高速で使用すれば関節破壊も簡単にできる。

七の花弁：沛雨（はいう）
最も危険な型。捨て身で向かい防御を考えない型。
奥義：蛟竜雲雨、捨て身で相手に向かい貫手を両手で繰り出す。

奥義：百花繚乱
七つの奥義を連続で叩き込む技。威力はすさまじいが、相応に体力を消費する。

彼の師匠であるシスターは七氏 山茶花の子孫であり、半鬼でもある。彼や彼女はその事には気づいてはいない。また彼女の使用していた武術である山茶花流拳闘術は山茶花が子に教えた戦う術を洗練して成立した武術である。