神代優利
プレイヤー:小春
「コウヤってば…… ほんと気を付けてよね。
――君は僕の、僕だけのものなんだから」
- ファクター
- 吸血鬼
- 起源
- 夜者
- 流儀
- 舞人
- 練度
- 1
- 能力値
-
- ♥血
- 12
- ♦想
- 6
- 副能力値
-
- 耐久値
- 42=(12+20)+10
- 先制値
- 10=(6+4)
- 外見年齢/実年齢
- 17/17
- 性別
- 男
- 所属
- SID
- 過去
- 消えない罪
慈愛を注いでくれていた大切な義親を手にかけた。
- 経緯
- 興味
彼は友達であり、きっと手を貸してくれるという予感があった。何より、彼を何者にも渡したくなかった
- 欠落
- 夢
眠っても夢を見ない
- 外見的特徴
- 金髪
金髪オッドアイ:蒼/翠眼 片側の翠はかつて試みた蘇生魔術(失敗)の後遺症である
- 住まい
- 同居
血契相手のアパートに居候している
- 使用武器
- ナイフ
儀式用ナイフ。人間時に巻き込まれた儀式で用いられたもの
血威
| 名称 | タイミング | 対象 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 絶命共撃 | いつでも | 単体※ | あなたと[パートナー]で1枚ずつ手札を捨てる。対象の[捨てたカードの数値の合計]以下の[生命カード]1枚を破壊する。 |
| 此岸回帰 | 戦闘不能 | 自身 | あなたは即座に[戦闘不能]を回復する。また、あなたは【耐久値】を最大値まで回復する。 |
| 葬争舞踏 | 攻撃 | 単体※ | 対象の[生命カード]1枚を、スートと数値を無視して破壊する。 |
特技
| 名称 | タイミング | 対象 | 代償 | 条件 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| 武器攻撃 | 攻撃 | 単体 | 手札1枚 | なし | 対象の7以下の[生命カード]1枚を破壊する。 |
| 地獄を超えて | 常時 | 自身 | なし | なし | あなたの【耐久値】の最大値に+10する。 |
| 疾風のステップ | 準備 | 自身 | ハート1枚 | ラウンド1回 | あなたは[手番]の終了まで、[タイミング:攻撃]の〈特技〉を[対象:2体]に変更する。さらに[タイミング:攻撃]の〈特技〉で破壊できる[生命カード]の数値に+2する。 |
設定・その他メモ
「――久しぶり。コウヤ」
「コウヤってば!また無茶して。僕は平気って言ってるのに……もうっ!
……手当てするから、ほら。こっち来て」
「心配なんだよ。コウヤの血って美味しいから……
他の吸血鬼に取られちゃうんじゃないかって。
コウヤ、ほんと気を付けてよね。――君は僕のものなんだから。
他の誰にも……ひとしずくもあげないで。君の全部、僕に頂戴」
「い……行かないで、くださいっ……お願い……“陽炎さん”……!
ひとりは、嫌だっ……ああ、ううっ……助けてっ、“陽炎さん”!」
「え。……ふふっ。そんなこと言ってくれるの……コウヤだけだ。
……ありがとう、コウヤ。僕、もうちょっと頑張れそう……君となら」
┗DX3rd→エモクロア→BLPへコンバート
◆
金髪に蒼と翠のオッドアイを持つ吸血鬼:夜者。
ただ一人の「友達」であり・血契を結ぶ相手:コウヤに対し、
何があっても絶対に死なせない、何があっても絶対に誰にも奪わせない、
コウヤは僕だけを一番に思っていればいい――という
非常に根深く色濃い独占欲と執着心を持つ。誰がどう見てもヤンデレである
そのルーツは自らが夜者となった際の出来事。
望めば望むまま慈愛を注いでくれ、己もまた一心に慕っていた、
義父であり半ば育ての親たる吸血鬼:源祖・陽炎を
覚醒時の衝動によって自ら手にかけてしまったことで
ひどく深い孤独と絶望の闇に突き落とされたのであった……
この時の記憶が未だ鮮烈であるために、所有欲や独占欲も一際強く、
一度手にしたものを手放さない執着心も宿っているものと思しい。
義父のことは今なお深く深く敬愛しており、
何ならコウヤのことよりも遥かに、圧倒的に義父への思いのほうが強い。
当分の目標もコウヤがどうこう・業血鬼がどうこうではなく
「義父を蘇らせる方法を探す」ことであり、他のことはわりとどうでもいい。
でもコウヤが他の吸血鬼にうつつを抜かしているのはすごく嫌。
勝手に死にかけたり、いなくなりそうになったりするのもすごく嫌。
コウヤは僕のこと、一人になんてしないよね?
……僕たち、ずっとずっと友達――だもんね?
◆
「コウヤ……」
「――SIDに捕まったら、きっと誰かと血契を結ばされる。
僕はずっと、その人に縛られてしまう――」
「恐ろしい業血鬼と戦わされて、いつか使い捨てられる……
……怖い…… 怖いよ」
「だから…… それなら」「コウヤがいい」
「君となら怖くない。縛られるとも思わない。君のことだって守ってあげる!」
「ねえ、コウヤ」「――お願い、僕を助けて」
コウヤのことは半ば詐欺……もとい、彼の好みそうな言葉を選んで血契を結ばせた。
血契に関するさまざまなデメリットや己が秘める真の目的、
今なお狂気的なまでに慕う相手について語ったのは、後からの事だっただろう。
履歴
◆人間時代
・新興宗教に染まった両親の元に生まれると、
突然変異で得たに過ぎぬ金髪蒼眼に「神の寵愛の印」を見出され、
親含む周囲の大人たちにやんややんやと担ぎ上げられる。
・四面楚歌の狂信の中に在って、しかし優利当人は正気を保っており、
親とすら分かり合えない隔意と孤独に苛まれていた。
・そんな幼少期のある日、ひょんなことから少年:白銀嚆矢と出会う。
己と同じく孤独を抱える子どもであり、一方で自分にはないような
鮮やかで眩しい明るさと勇気を持つ彼:コウヤに惹かれた優利は、少しの会話のあと彼と「友達」になった。
それは子供同士の口約束でしかなく、彼と又再会することもその後当分にわたって無かったのだが、
それでも優利の心を照らし続けるには十分な、希望に満ちた出会いと会話であった。
・17歳の誕生日、宗教儀式の贄として命を捧げられかける。
心底からの恐怖と生存本能によって無我夢中で抵抗した結果、
優利は教団員すべて――無論己の親も含む――を殺めるに至った。
血の海の中で茫然としていた折、偶然付近を通りがかった吸血鬼(源祖):陽炎と出会い、拾われる。
――何もかもを喪い、死すら望む少年に、
その吸血鬼は“ちょっとした気まぐれ”で義家族の絆を与えてみることにしたのだった。
・それから暫くは、溢れんばかりの慈愛を注がれながら日々を送っていく。
相手が自分にとって掛け替えのない、ただ一人の大切な存在となるのも、
その相手と本当の家族になりたいと思うようになるのも……そう長くはかからなかった。
・某日、優利は意を決して「吸血鬼にしてほしい」と申し出る。
血の繋がらぬ義家族たる人間でいる限り、いつ飽きられ捨てられるとも限らぬ不安があった。
陽炎に血契をねだったこともあったものの、自分の身を大切にすることを説かれて断られてしまっている。
けれどなにか、確かな繋がりがほしい――消えぬ絆を……
その想いから人間としての生を捨てる覚悟を決め、【血の祝福】を求めたのだ。
・やっと【血族】になれる……本当の家族に!
牙を突き立てられる痛みに希望を抱く優利を待っていたのは、――【血の祝福】ではなかった。
それは単なる吸血。暴力的に奪われていく全身の血、遠のいていく意識、寒気、絶望……
どうして!なんで!陽炎さん!僕のこと、家族にしてくれるんじゃ、なかったん、ですか……
・源祖はただ――ふと気になったのだ――
「本当の親子になりたいと優利は言うが」
「親子というものは血の繋がりでしかあり得ないのだろうか」
「或いは、」
「血の繋がりを超えた絆とは、真に存在しないのだろうか?」
――血の繋がりなどなくとも、我々の絆は揺らぎはしないはず。
それなら血族の契りをせず“検証”してみよう……
そんな興味が沸き起こって、だから優利を、死寸前まで追いやった。
絶望に染まりゆく“我が義息子”の姿を、見届けた。
◆夜者時代
・幸か不幸か、優利は夜者として蘇った。
――理性を吹き飛ばすほどの衝動を伴って……
・はっと我に返ったとき、陽炎はいなかった。忽然と姿を消し、もうどこにも見当たらない。
朧気に、彼に襲い掛かってしまったような記憶が残っている。
……まさか。最悪の予感が、優利の膝を地に突かせる。
もう一人になんてなりたくないと願い、その想いから家族を望んだ憐れな子どもは、
今ここに、確かに、たった一人残されていた。
胸がじんと痛む。喪失の痛みはただひとつの形見にも思えた。
絆は呪いとなり、その呪いが絆の残滓となった。
・夜者となってからの日々は、放浪だった。
あちらへ赴き、こちらへ赴き、衝動に襲われては手近な人間の血を啜った。
何故こうもふらついていたかと言えば、あの日自分が殺した源祖を……
再びこの世へ呼び戻す方法を探しまわっていたからだ。
黒魔術に縋った。都市伝説に縋った。単なる噂にも、呪いにも縋った。
それでも何かが功を奏すことはないまま、時間だけが過ぎた。
・なんの前触れもなくその日は訪れた。――かつての友、「コウヤ」との再会。
呪いと化した絆が、新たな呪いを紡ごうとしていた。