設定・その他メモ

セリフ：

『こーらっ！またそんな意地悪して』

『そんなのお母さんが許しません』
　

『愛してるわ、私の大事な家族だもの』

設定：

元は芸妓(江戸時代)。三味線の名手であり、その腕を買われて桜阪の血族に加えられた。血の祝福を受けたとき、その瞳を開いたため丁重に扱われていた。

平成の頃、人間の男性と恋に落ち、子どもを設ける。生まれてきた子は人間だったが、いっそ良い年になれば祝福すればよかろうと血族から冷遇まではされなかった。
しかし、不幸なことに夫は死んでしまった。その身体をかき集め、繋ぎ合わせ、もう一度と三味を鳴らした。継ぎ合せた人数は本来のそれに足るものではなかったし、本人は夫のみを蘇らせるつもりで術を行使した。足りない精氣は眼によって干渉し補ったため、起動に成功する。

邪法を行使したとして、血族から追放された。夫と子供の命までは取らなかったのは、血族からの最後の情けである。
現在は細々とだが幸せに暮らしている。