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「神なんていないのに、人間って滑稽」
「ねぇ知ってる？死んだあとは楽園が待ってるんだって、先に行ってて、私もみんながそっちに行ったあとに行くから」
まあまあ古株の源祖、人の現世への恐怖から生まれたっぽいと自分で思っている程度には、現世というものを地獄として見ている。
死んだ後の世界は楽園だと信じており、過去からずっと現世から人間や吸血鬼を解放するために殺しを行い続けている。
基本的に人を信じず、仲間は使っているという感覚。本音を人に言うこともない。それ故のトラブルも多々あるが、どうせ最後には全員楽園に送ろうと思っているので気にしない。
彼女が本当に信じているものは楽園の存在だけである。信心が欠けているから、そうだと思ってるだけかもしれないけど。

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