設定・その他メモ

【名前】
薄雲：夜者になってから名乗る通り名。戸籍上死亡しているため、本名を名乗ることはない。
本名：梅川 春乃（うめがわ はるの）

【設定】
好きなもの：人間PC、梅、着物
嫌いなもの：（人間PC以外の）男、性的な事、満月の眼を褒められること
得意なこと：暴力全般、お嬢様っぽいスキル全般、家事全般
苦手なこと：（人間PC以外との）会話・スキンシップ、おしゃれ、生きることに前向きになること

【容姿】
生前と殺される直前で大きく容姿が変貌している。
元は黒髪のロングヘアに黒い瞳、おっとりとした優しい笑顔の清楚な少女だった。
ある業血鬼に誘拐されて壮絶な暴行と凌辱の末に右目を喰われ、吸血で殺された。
誘拐時のストレスで色素が抜け落ちた総白髪に変貌し、右目を失って眼帯を常にしている。
満月の眼を持つ吸血鬼だが、力を行使する時or涙を流す時しか金色に変化しない。

【性格】
元は感情豊かで母性のある令嬢だったが、誘拐後は暴力の行使に躊躇の無い人格にねじ曲がった。
生前の経験もあって美しく着飾ることに興味を持てない。
しかし夜者と舐められないよう、庇護されていた組織で与えられた豪奢な着物に身を包む。

【経歴】
梅川という伝統的な旧い家柄の令嬢で跡取り娘。（分家に犀川家があるらしいが…？）
人間PCの近所に住む姉のような存在で、家ぐるみで親しく交流があった。
しかし没落気味だったため、資産と権力ある許婚が決められており、お嬢様学校と名高い女子校の進学しか許されなかった。
人間PCは幼かったから交流が許されていたものの、許婚側の要望で異性との接触をほぼ禁止されていた。
許婚の顔色を伺うばかりの実家や学校より、人間PCとその実家が唯一心安らげる相手と日常に違いなく。

許婚とその実家は典型的な男尊女卑で女を所有物のように扱う人間だった。
自Cが成長するまで歪んだ欲望を抑えられない（さらに極度の潔癖症で抱く女性に純潔を求める性癖持ちの）許婚により、似ているという理由で少女や女性が大勢被害に遭ってしまう。
被害者の一人はやっと恋人との交際を始めたばかりだったが、凌辱で心身を病んで自ら命を絶ってしまった。
激怒した被害者の恋人は業血鬼になり、自Cを復讐目的で誘拐して許婚の目の前で辱める。
しかし許婚は他の男に汚されたと自Cを罵った挙句婚約破棄を言い渡し、復讐者は許婚を殺害。
復讐目的を達成した業血鬼だが、根源を無視して自Cを痛めつけるのを愉しむ（エネミー傷号「美触家」）。
ようやく死ぬ直前、右目を喰われて吸血でとどめを刺された。

業血鬼が立ち去って夜者になった直後、鏡を見ておぞましい変貌（白髪、右目無し、目の色の変化）に絶望。
許婚と業血鬼に浴びせられた「生きている価値がない」「汚れた女」という言葉、凌辱のショックで帰宅することなく、高所か電車で命を絶とうと夜の街を彷徨い歩いた。
ボロボロの衣服を見られたくないと人気のない所を選んで歩いた結果、裏社会で生きる吸血鬼に遭遇。
涙を流す満月の眼、自死を望む言葉と乱れた服装に色々と察した吸血鬼により保護される。
組織が満月の眼の吸血鬼を欲したため、家に帰りたくない自Cの要望はあっさり通った。

梅川春乃は「許婚と一緒に誘拐され、遺体が見つかった許婚と違って遺体が見つからなかった」と死亡扱い。
しばらく組織で戦闘を学び、かつて自分の人生を狂わせた業血鬼を追いながら生きてきた。
人間PCがSIDでV案件担当になったと聞き、組織に不義理ではあるものの人間PCを守るためにSIDの門戸を叩いた。


【人間PCに対して】
基本的に絶対に自分の正体がバレないように振舞おうとする。
かつて自分を狙った業血鬼が、大切な存在である人間PCを絶対に狙うと確信めいた予感がある。
人間PCを守るためなら鬼にだってなる。


【NPC】
・（名前未定）
　自Cの恩人の吸血鬼（貴種）で、裏社会の者。
　満月の眼を持つ自Cの後見人となり、業血鬼の情報もあったため戦う術を教えた。
　SIDに出奔して険悪になったが、自Cが「生きる」ことに前向きになれる人間PCを守ろうとする動きは応援している。

・六条 焔（ろくじょう ほむら）
　自Cを殺害した業血鬼。（エネミー傷号「美触家」）
　実は半鬼で、恋人を許婚NPCに暴行され自殺に追い込まれたことにより業血鬼化。
　とはいえ人間として生きていた彼が簡単に業血鬼化できるはずもなく、誰かが関わった可能性は高い。

・朱雀院 時麿（すざくいん ときまろ）
　許婚で全ての元凶。
　跡取りになれない次男坊だったため、梅川家の婿入り予定だった。