設定・その他メモ

彼女は一般の人間の家庭で生まれた．何不自由なく暮らしこのまま平和な生活を送るのだと信じていた...あのときまでは．彼女は塾の帰り道で謎のモンスターに襲われ...何故か生き返っていた．状況が分からなかった彼女はとりあえず自宅に帰った．自分の状態を確認せずに．結果として彼女は家族から本人だと認められず，藍川翠は亡くなったと処理された．追い出された彼女が逃げた先は下水道だった．これは結果的には最高だった．ここでなければ吸血鬼となったことを知らなかった彼女は陽に焼かれて灰となっていただろうから．相性も良かった．死んでからというもの彼女は味を感じなかった．だからゴミとして捨てられたものを食べることに忌避感がなくなっていた．それに素敵な出会いもあった．下水道で過ごすうちに知能あるネズミたちと出会った．（あとから知ったが綺獣というらしい）彼らは次第に仲良くなり彼女はネズミ以外に心を開かなくなっていった．

　そんな生活をしているとある男に出会った．その男は何となく他の人間とは違う気がした．けどどうせ一度しか会わない人だと思っていた．なのに．探偵と私は業血鬼に遭遇してしまった．存在はネズミたちから聞いていた．でもそんなものに会うなんて思ってもみなかった．彼女は逃げなければいけないと分かっていたがうごけなくなってしまった．そんな様子を見たからか分からないが探偵は私のことを庇い負傷した．それをみて私はやっと動けた．ネズミたちが血盟を組まなきゃ勝ち目すらないって言ってたな...と思い出しながら．

結果として探偵とは血盟を結び，探偵事務所の助手として働くことになった．だが性格の噛みあわなさに既に後悔しかけているのであった．現在私立シルトリア学園夜間部に在籍．

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