ある日不倫を暴かれた逆恨みから男に襲われる。千璃は身を守るために応戦するも殺されそうになる。
そこを差し入れを持ってきた幼馴染(陽麗)に庇われて一命を取り留めるが、代わりに彼女が重傷を負い亡くなってしまう。

その後も｢前を向いて生きなくてはいけない｣と考え、約1年を過ごすが、やはり幼馴染を失った喪失感と『男と戦った時の高揚感』が忘れられなかった。
自らが招いた悪意で彼女を殺してしまった事実、そして何よりその悪意を楽しんでいた自分が許せず死を選ぶ。

しかし何の因果か、自殺を行おうとした時に吸血鬼と出会い、気がついた時には自身も吸血鬼となっていた。その後強い力を持つ吸血鬼に拾われ、吸血鬼の生き方を教えてもらう。

1度死んで生まれ変わったとはいえ、まだ生きている現状に悩み、もう一度死ぬために行動していたが…自分を拾った吸血鬼が生きるよう望んだため、過去の人間だった自分(黒井 千璃)を殺し、メラス･ルヴィニとして生きるようになる。