ドーベルマンのような大型犬の影(眷属)を5体連れている。
普段はみんな足元の陰の中。隠す必要がない時は大抵1〜2体くらい外に出ており、警察犬のように振る舞っている。自我はない。
時々地面や壁に写る梁根のシルエットがおかしかったり、その陰から赤い目が覗いていたりするかもしれないが、梁根としてはおどかすつもりはない。うっかり。
名前はスペイン語の数字を1〜5までそれぞれ振っている。ウノ、ドス、トゥレス、クアトロ、シンコ
眷属への指示は端的、かつ遠回し。(「片付けて→始末しろ」「道を開けて→障害物の排除、破壊」「よし→襲え」「遊んであげて→死なない程度にいたぶれ」「行くよ→戦闘準備」など)

「トゥレス、クアトゥロ。片付けて」
「よしよし、いい子」
「この子たちに自我はないんだ。文字通り、俺の手足の延長だよ。
……それでも、生き物の形をして、生き物らしく振る舞うものを可愛がらないのは、案外難しくてね」