ゆとシートⅡ for BLP(ブラッドパス) - ゆと工公式鯖

華麗なる決闘者 - ゆとシートⅡ for BLP(ブラッドパス) - ゆと工公式鯖

華麗なる決闘者

プレイヤー:うにゃ

ファクター
吸血鬼
起源
貴種
流儀
舞人
練度
1
能力値
11
7
副能力値
耐久値
31=(11+20)
先制値
11=(7+4)
外見年齢/実年齢
7歳/
性別
所属
過去
血の盟主
理解もできないのに、バカみたいに大事なの
経緯
興味
その姿は、かつての私によく似ていた
欠落
ずっとその花の香だけを求めている
外見的特徴
傷跡
住まい
屋敷
使用武器

運命、チャンス、宿命、神意、そういったものはすべて
犯した失敗のことに触れずに成功だけを言いつのる手段だ

血契:椿紅 朱つばい しゅう

プレイヤー
みなと
信念/職能
義士/監者
年齢
24
性別
喪失

痕印

位置
形状
相手からの感情1
依存
相手からの感情2
隔たり
約束
ごっこ遊び:

血威

名称タイミング対象解説
絶命共撃(ナイトレイド) いつでも 単体※ パートナーと1枚ずつ手札を捨て、[カードの合計以下]の[生命カード]1枚を破壊する。
血麗輝城(ロイヤルレッド) 解説参照 自身 ダメージ減少時。ダメージを0にする。
葬争舞踏(エンドワルツ) 攻撃 単体※ 対象の[生命カード]1枚を、スートと数値を無視して破壊する。

特技

名称タイミング対象代償条件解説
武器攻撃 攻撃 単体 手札1枚 なし 7以下の[生命カード]1枚を破壊する。
優雅なひと時 調査 単体 1枚 シナリオ1回 対象とあなたはカードを1枚(血盟は2枚引く)引く。
疾走のステップ 準備 自身 ハート1枚 ラウンド1回 対象を[2体]化、破壊できるカードの数値+2。

設定・その他メモ




「きっと、私はもう"あれ"を知らない。
それでも、まだ"愛"という言葉に手を伸ばしたいの。
バカみたいでしょ?」




___Amarinthe愛の君。その名が示す温度を探している。




プロフィール


もともと愛にあふれた美しい少女だった。


「愛」というものがあることは知っているため、それに憧れている。

「愛」を知り、無様に足掻く人間に憧れているし、嫌味なしに尊敬している。


相手に「愛」を教えてもらうために、「恋人」のごっこ遊びを約束し、それを引き換えに家に住まわせている。
このごっこ遊びは、喪失をなぞる儀式であり、それと同時に救いを乞う祈りでもあるのだ。

わたしはむかし、"それ"を知っていた気がする。


過去


彼女には過去に愛しあった人がいた。
その相手は吸血鬼。貴種と呼ばれる誇り高い人だった。
幼い彼女と悠久の歳を生きた吸血鬼、対照的な二人はただ普遍的に愛を紡いでいた。

彼女は幼いながらも、愛にあふれ、アガペーに満ちた人だった。
その愛は種族すら超え、孤独な吸血鬼のもとに降り注いだ。

吸血鬼は、ひとりであった。
迫害に追われ、故郷を置きざりに、ただ一人山の上にある屋敷に閉じこもっていた。
他者への愛ゆえに人を傷つけられず、愛ゆえに孤独な化け物だった。

愛を知る者たちが邂逅した日は、森がざわめく嵐の日だった。
必然かそれとも神の悪戯か、暗い森に迷い込んだ少女はその化け物に出会った。
見るにその化け物は、ひどく寂しげな目をしていた。
嵐に吹かれようと揺らがないその体躯は巨大で強固なものだった。それなのに、彼女の目にはどうにも弱々しげに見えた。

『どこか痛いの?』

一歩、彼女はその化け物へと歩み寄り、声をかけた。
愚かで孤独な化け物にとってはそれだけで十分だった。
彼にとって、彼女の愛は強烈すぎた。

瞬間、その化け物は少女を攫い、自らの城へと閉じ込めた。
一度甘さを知った舌は、その甘美を手放せない。
もう化け物が少女を離すことはなかった。

少女は、最初こそ驚いていたものの、その寂しさに惜しみない愛を注いだ。
彼女の愛は化け物に対しても等しく、優しく、温かく注がれた。

その関係は、不格好で奇妙ではあったものの、二人の間では必然だった。
美しくはなくとも、心地よいメロディーが日常に流れていた。

紡いだ愛の果て、彼女は吸血鬼になることを選んだ。
悠久の時に置いていくには、あまりにも彼が寂しがりだったから。

彼は言った。
「君はこの瞬間から人間離れした強大な力を持つこととなる。決してその力を奪うことに使ってはいけないよ。
愛しい君よ、この力はその愛を与えるためだけにある。」

そして、幼きその身に、悠久の力が授けられる。
必然かそれとも神の悪戯か、その力は彼女から最も尊いものを奪い去っていった。

首を傾げる。

目の前の吸血鬼ヒトに抱いていたモノが理解できなくなっていた。

「…ま、さか…」

彼は、すぐに気づいてしまったのだろう。誰よりもそれに焦がれ、知っていた彼だから。

『ッあ、あい、してるわ』

口をついて出たその言葉は、何百と発してきたには辿々しく、迷っていた。その音に、彼女は初めて嘘を乗せた。

永遠にも感じられる静寂の後。
彼は、切なそうに憐れむように静かに首を振った。
その姿は項垂れているように見えた。

Amarinthe愛の君よ。
私の持ちうる全てを君に捧げよう。
だから、どうか君の元を去る私を恨んでおくれ。」

「刈り取られた薔薇の茎をいつまでも持っていられほど、私は大人ではない。
だが、それでも、愛していたよ。私の一輪。」

慈しむように頰を撫でる手は、暖かかった。

そして彼は踵を返し、永久に城を後にした。
彼は知っていたから。失った唯一が二度と戻らないことを。


残されたのは無垢な少女だった怪物モノだけ。
その閉まった豪奢な扉を、ずっとずっと眺めていた。





___教えて。私に愛と名のつくその薔薇の香を。





後日談


静寂は長くは続かなかった。
去っていった彼の悲鳴が聞こえたからだ。
咄嗟に開いたドアから見えたのは地獄。そう、地獄だった。


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