Emma Mary
プレイヤー:優山
「おねがい、アマチ。――わたしを、ひとりにしないで」
SKIMAにて購入 絵師:海星ほし様
- ファクター
- 人間
- 信念
- 讐人
- 職能
- 謀智
- 練度
- 1
- 能力値
-
- ♠技
- 5
- ♣情
- 13
- 副能力値
-
- 耐久値
- 23=(5×2+13)
- 先制値
- 23=(13+10)
- 年齢
- 9歳
- 性別
- 女
- 所属
- 学館・広魔学科
みんな優しくしてくれるけど、でも、本当はこわい。アマチしか信じられない。
- 過去
- 喪失
パパも、ママも、……アマチも、みんないなくなっちゃった。
- 経緯
- 保護
あの時のこと、あんまり覚えてないけど……わたしの大切なひとたちを奪った業血鬼はゆるせない。だから、わたしが倒すの。
- 喪失
- 味覚
なにをたべてもおいしくないんだもん、たべたくない。
- 外見的特徴
- 装飾(頭)
この赤いリボンをもう結んでくれる人はもういないの……。
- 住まい
- 一軒家
パパとママが遺してくれた家。
- 使用武器
- 小型ナイフ
自分の身は自分で守らなきゃ……。
- 傷号
- 根骸と花
- ただずっと一緒にいたい、それだけなの。
血威
名称 | タイミング | 対象 | 解説 |
---|---|---|---|
闇明視 | いつでも | 解説参照 | p151 裏向きの〔生命カード〕2枚選択、表向きにする。エネミーからも選択可能。 |
復讐の火 | いつでも | 自身 | p152 【耐久値】を10点回復、〔血戦〕終了まで、〈特技〉と〈血威〉で破壊できる〔生命カード〕の数値に+〔練度〕(最大5)する。 |
虚偽の針 | いつでも | 単体※ | p155 対象の11以下の〔生命カード〕1枚を破壊。〔モブエネミー〕の場合、対象を即座に〔戦闘不能〕にする。 |
特技
名称 | タイミング | 対象 | 代償 | 条件 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
武器攻撃 | 攻撃 | 単体 | 手札1枚 | なし | p176 対象の7以下の〔生命カード〕1枚を破壊する。 |
骨刃断ち | 血威 | 自身 | なし | シナリオ1回 | GECp15 血威変更特技。《復讐の火》を次に変更する。「タイミング:解説参照/対象:解説参照/エネミーの攻撃によって、あなたが〔戦闘不能〕になった際に使用する。あなたを攻撃してきたエネミーの〔生命カード〕1枚を、スートと数字を無視して破壊する。」 |
鎧意はがし | 開始 | 単体 | クラブ1枚 | ラウンド1回 | GECp23 あなたは対象の〔スタック〕された〔生命カード〕を1枚選び、上に重ねられたカードを捨て札にする(元からある〔生命カード〕は残る)。さらに、ラウンド終了まで、対象が〈特技〉で与えるダメージを⁻〔あなたの練度〕点する。 |
傷号:根骸と花 | 戦闘不能 | 単体(血盟) | 【耐久値】5 | シナリオ1回 | GECp76 〈根骸と花〉を〔取得〕しているPCのみ対象とする。対象の〔戦闘不能〕を即座に回復する。また、対象の【耐久値】を20点まで回復する。自身不可。 |
■設定
Emma Mary(エマ・マリー)
父親が日本人、母親がイギリス人のハーフの女の子。
イギリス生まれの日本育ち。父親の仕事の関係で2歳の時に両親と共に日本に来たのでイギリスで暮らしていた記憶は全くない。
愛称はエミー(Emmy)。日本では普通に「エマ」と呼ばれている。
母親がイギリスの大富豪マリー家当主の娘であり、エマはその当主の孫。
父親は世界でも有名なヴァイオリニスト。婿養子だが普段は旧姓の「籠之姫」を名乗り仕事をしていた。
多忙ではあるが両親から愛され、家の隣に探偵事務所を構える探偵の男性――天知 秀三朗という大好きな人と過ごす日々。
何一つ不自由のないその生活は、突如一変した。
目が覚めた時には学館・広魔学科の一室に寝かされており、自分は両親と天知と4人でお出掛けをしたその日、運悪く業血鬼の襲撃に遭い……大好きな3人が業血鬼に殺されたことを聞かされる。
当時その業血鬼を追っていたのは学館・広魔学科の特科生だった。
3人の遺体と、彼らに守られるようにして倒れる彼女を保護し、連れて来たのだと語られた。
大好きな人たちを失ったショックで泣き喚く彼女に差し出されたのはぶちゃいくなオオカミのぬいぐるみ。
彼女の、大好きな天知から貰った宝物。
それは彼女の手に渡ると動き出し、「アマチ」と名乗った。
大好きな人の名前、忘れるわけがない焦がれていた声。なぜ彼がこのような姿で自分の前にいるのかは分からない、それでも。
姿形は違えど、彼がそばにいる事実に彼女は声が枯れるまで泣いた。
そして、彼とまだ共にいたいのであれば血盟になるべきだと提案される。
血盟になれば業血鬼との戦いは免れない。
こんな幼い子どもを業血鬼と戦わせるのはという意見もあったが、「アマチ」と一緒にいられるならなんでもいいと彼女は言い放ち、そしてぶちゃいくなオオカミのぬいぐるみ……鬼物と呼ばれる彼と血契りを交わした。
そのまま保護された学館・広魔学科に所属する事となり、血盟として「アマチ」と共に業血鬼との戦いに身を投じる事となった。
血盟となった際に味覚を喪失。何を食べても美味しくないと食事を嫌い、食事を避けるようになってしまった。
食べなければ生きてはいけないというのに意地でも食べようとしないので、面倒見のいい学館・広魔学科の生徒に叱られる姿を多々目撃されている。
最終的には「アマチ」に無理にでも食べさせられている為、奇跡的に栄養失調には陥っていない。
しかし、日々存在感が希薄になってきているような気がすると心配されている。
■それは彼女自身も知らない真実
幼女の秘密
イギリスの大富豪、マリー家はある源祖に仕え、その源祖の命令により吸血鬼と戦う一族であった。
一族の中で選ばれた数人がその源祖から血の祝福を受けて貴種となり、人に害を齎す吸血鬼を始末していた。
源祖に仕えること、戦う事を望んだのはマリー家の初代当主だと言われているが、詳しいことを知っている者はいない。
知っている者は皆、業血鬼との戦いに敗れ命を落としてしまったからだ。
『マリー家の血は絶やすな』『生まれた子の中から血の祝福を受ける者を選べ』『選ばれた子は18となったら血の祝福を受けて貴種となり、吸血鬼たちと戦え』そんな仕来りを作ったのも初代当主だった。
マリー家の人間達が貴種となったマリー家の吸血鬼達を守り、マリー家の貴種たちが吸血鬼からマリー家の人間達を守る。マリー家の一族は仕来りに従い、そうしてうまく共存していた。
やがて、マリー家の人間の中に強い魔術の素質を持つ者が生まれるようになり、術師としての地位も確固たるものにしていった。
そんなマリー家の血を継ぐエマ・マリーもまた強い魔術の素質を持っていた。
その事実を彼女自身は知らない。
しかし、業血鬼に両親が殺され、そして大好きな人にもその魔の手が迫ったその時、彼女の内に眠る魔術が奇跡を起こした。
――それを本当に奇跡と言って良いのかは分からないが。
現在、学館・広魔学科の地下奥深くの一室に、一人の男性が眠っている。
発見当初は誰がどう見ても明らかな致命傷だった。だが、死んでいてもおかしくないその傷が徐々に塞がり、それでも意識を取り戻さず、けれど生き続けている。
その男性の存在は学館・広魔学科の中でも一部の人間にしか知られていない。
彼女が彼と再会する日は来るのだろうか……。
■立ち絵
SKIMAにて購入 絵師:海星ほし様
■イメージカラー
day dream(デイドリーム)
#a3b9e0
■補足
詳細
ジェノサイド・サーカス(GEC)の傷号を使用。
アンダーグラウンド・ファイル(UGF)の追加経緯表・喪失表・痕印表(形状)を使用。