とある水の精霊だったが8、90年程前に仲間の妖精達の元から消息を絶ち、数年後仲間の元に再会した時は
核を得て魔力が変質していた。
とはいえ、妖精らしい気分屋でその事については対して気にもせずのんびり世界を巡ったりして楽しんでる。

変質した魔力か年月による技術の取得か不明だが、人波の中で生活するには同じ人の姿の方がやりやすいだろうと
水を取り込み身体を大きくし外見も魔術で偽装して擬似的な人間の身体を再現している。
それを数十年続ける内に今は日常的にもその切替を行えている。

生意気で少々口が悪い。偉そうな言動を取りがちな性格。
が、自身もポンコツな部分が多く反論されると焦る。
好奇心旺盛な活発さもあり目新しいものには興味を惹かれる。

元々命の定義が不明瞭な妖精から現在は肉体が無くても活動出来るレムレスになった影響で
生に対する価値観はかなり薄い。他人が死を避け生にこだわるのを不思議がる位。
そのせいか自身の身体を炸裂させながらも攻撃する手法も平気で取る。
（飛び散った水の身体はまた集まって1つの塊に戻るので本人は気にしてない）

ヨルムンガンドが循環の理を歪める不老不死が増えないように対策する眷属を増やす中で、
気まぐれか眷属側にも永遠に戦えるものとしてアンデッドを作り出す。
その元として強制的に契約させられた妖精には
「眷属として役目を果たしたら元に戻してやる」と言葉を告げられ、
レムレスとしての核はヨルムンガンドが有している。

核が自身の手になくとも無事に存在する間は多少の怪我なら再生し、
例え致命傷を負ったとしても数十年掛けて再生することも出来る。

しかしそんな生き方は望んでおらず、不死から命あるものとしての形を取り戻すために
不死を増やそうとする存在や不死自体を減らすために眷属としての役割は果たそうとする。