容姿・経歴・その他メモ

かつて天才と称された魔術師だったが、記憶喪失により魔術の体系を忘れてしまった。
基本的な回復魔法や謎の呪歌は使えるものの、高度な理論や詠唱を忘れてしまっている。
周囲からは「ぼけ老人」と見られている。

キムは100年以上前、学園が創立された時から在籍している。
彼がまだ「天才魔術師」として名を馳せていた頃のことだった。

幼い頃から卓越した魔術の才能を持ち、魔術師としての血筋も申し分なかった。
特に、古代魔法や秘術の分野で非凡な才能を示し、多くの学者や魔術協会からも注目されていた。
ある日、「禁忌」とされるとある魔術研究に手を染めた。

その魔術研究が原因で、自身の記憶を封印せざるを得なくなった。
記憶の大半を失う前、「誰かを蘇らせたい」という目的があったらしい。
その「誰か」が誰だったのか、現在の彼は思い出せない。
重大な失敗を犯してしまい、その結果として記憶が失われた可能性が高い。
学園側は事態を重く受け止め、記憶は失われているが危険人物であると判断し、監視のために表向きは生徒として学園に留まらせるように仕向けた。

魔術の理論をほぼほぼ忘れてしまっているので、魔力制御が非常に下手。
魔法の授業や実技試験では、本人は普通にやっているつもりなのに周囲を巻き込んで惨事になることが多い。
教師たちは「このまま放置すれば危険な存在になる」と見ているが、処分するわけにもいかず、半ば腫れ物扱いされている。
そのため学園側からの扱いが悪く、見捨てられたと思っているので教師陣に敬意を払うどころか嫌味や暴言などを言ったりする。

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