容姿・経歴・その他メモ

「夜明けの星（モーニングスター）」団。太陽神アーケンラーヴの行先を照らす先兵（ほし）を自称する過激派武装団体。モーニングスターは火の時代初期の頃から活動する組織であり、全世界に教団員がおり豊富なネットワークを持っているが、妖魔の殲滅を優先するあまり周辺への影響を厭わないという悪質な面を併せ持つため、アーケンラーヴ派の中でも主流派にはなれずマイナー宗派となっている。フローラはモーニングスターによる「浄化」によって消えた村の唯一の生き残り。本来であれば妖魔潜伏の疑いでそのまま消される所を、幹部の一人に拾われ育てられた。彼らの中でも「浄化」への疑問が生まれており、フローラはそういった感情の象徴として育てられた。優しき両親に育てられた彼女は組織の中でも次第に受け入れられるようになってくる。しかし古くから続いた組織の在り方を変えるには足りなかった。このまま組織の中で育てられたらフローラもまた過激思想に染まってしまう。両親はフローラに旅に出るように進めた。広い世界を偏見のない眼差しで見ること。それこそが今の組織に必要なこと、いやフローラのためなのだと。小さき頃より冒険小説を読み耽り、色んな世界を旅したいと考えていた彼女が断る理由など無かった。

意気揚々と旅支度を始めるフローラ。旅に出よとは言ったが心配になった両親は組織を利用し、何か困った時にはそっと手助けの情報を渡せるようにと指令を出した。彼らはちょっと親バカだった。

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