容姿・経歴・その他メモ

黒髪ストレートロングの清楚な見た目の少女、常にどこか満たされぬ眼をしている。

履歴

『つまらないし、窮屈で。凡人達が群れを成して引っ張っていく世界は私の目には価値のないものに見えた。』
傲慢だがそれを隠し、原動力すらないがただ歩むだけで凡人の倍の道を進んだ。
彼女は元の世界では俗に言う天才なのだった。

『大人の媚びが、気に入らない。恵みが欲しいんだったら、そう言えばいい。』
彼女は自分を贔屓してくる大人の事が嫌いだった。才能すらもないくせに、年齢や立場を使って自分のお零れを貰おうとする大人がこれ以上ないくらい醜くく見えた。

『美穂はいい子ね、凄く明るくて…いつもめげなくて』
彼女は妹の美穂を溺愛していた。
非才なくせに、いつも真っ直ぐで、太陽みたいな眼をしていた。

『ざまぁみなさい。心残りは、美穂の今後と…大人が悔しがる顔が見れなかった事くらいかしら』
突然の事だった。
居眠り運転で歩道に突っ込んできた自動車から美穂を庇い、代わりに跳ねられた。だんだん視界が狭くなっていて、自分は死ぬのだと悟った。
無事だった右手で美穂を撫で、微笑むと直ぐに視界が光に支配された。

『いいわね…この世界は。大人も皆生きてて、青々とした空は自由で』
見知らぬ草原で目覚めたとしても、彼女はそれを受け入れて、ただ歩を進め始めた。

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