アルディオンに存在する国に仕えない闇の組織に所属している一員。
　活動方針は「大陸を脅かすものを排除せよ」を掲げているが、実際は統率が取れてない危険な組織。
　大陸各地に潜んでおり、様々な事件を勃発・解決しているが、その存在は明かされてない。

　組織内の基本的な行動方針は上層部の命令に従う事。
　命令遂行の手段は自由としているが、統率が取れてない事から大規模な事件が起きる場合もある。
　この事に関しては、組織自体が捨て駒のような人物を主に活用している事、
　更には、組織は名前を冠していない事から足取りを掴む事が困難となり、存在は表に出ていないのであった。

　ドライの経歴は、物心をついた頃には「犯罪者の子供」と忌み嫌われていた事が始まり。
　たくさんの善行を積もうと認めて貰えず、逆に犯罪者が交流してきた事からもより悪評が広がってしまう。
　どんな人物でも求められたら受け入れる事。　彼女の素直な性格が仇となったのであった。
　だが、この経験から彼女は戦闘の技術を自然と会得するのであった。

　時が経て、彼女が一人で生活できるまでに成長した頃。
　技術を教えてくれた人物の恩義に報いるために彼の仕事を手伝う時に事件が起きる。
　彼の仕事は悪事だった事。　…これは問題ない。
　問題の部分は、師事した彼が自分を裏切り、悪事の主犯に仕立てようと実行した事。
　背後から撃たれた彼女は、苦戦しながらも師事者を撃ち倒し、悪事の痕跡を消すのであった。

　…そんな彼女の功績を知ったのか、とある組織が彼女を招致する。
　もうどうでも良かった。　疲れ果てた彼女は、自分の思考を捨てて組織の駒になる道を選んだ。
　彼女に与えられた役割は「魔を討ち滅ぼす方法を手に入れる」事。
　エリンのどこかに存在する遺物…―――粛清装置を手に入れる事が彼女の役割となった。
　
　……もうどうでもいい。　たくさんの人が自分に向けた言葉が頭に染み付いている。
　自分は不要な存在。　全ての人間から必要とされてない。　…―――私は廃棄物だと。
　だから、私はもう要らない。　与えられた番号が私自身の証。
　No.13　…ドライツェーン。　これが在るべき私。