とある高校の一年生。
星羅は母親と兄との三人暮らし。母親は日中働きに出ており、家を空けることが多い。

中学時代の彼女は、思ったことをハッキリと口にする性格だった。
そのせいで不良に絡まれることも多かったが、返り討ちにするたびに逆に名が知れ渡るようになった。
腕っぷしの強さが評判となり次第に不良グループの仲間として受け入れられ、気がつけば舎弟も大勢ついていた。

しかし、父親の死をきっかけに夜遊びは控えるようになる。
以前のような無軌道な日々から少し距離を取りながら、自分の生活を見つめ直すようになった。
高校に進学してからは、コンビニバイトに明け暮れている。

高校の不良グループには入っていなかったが、勧誘を断ったことがきっかけでとある事件が起きた。
その事件で星羅は大勢から私刑を受けてしまい、気が付くと異世界に迷い込んでいた。

「……どこだよ。ここは」

異世界に来てからは、驚きの連続である。
見るからに体格がでかいドゥアン、そもそも獣のベスティア、ケモミミの生えたヴァーナ。
彼らは武器を巧みに操り魔物たちを吹き飛ばしていく。その強さは星羅にとって有り得ないものだった。

「こんなふざけた世界にいられるか！」

当然のことながら元の世界には帰ることはできず、成り行きで学校に通うようになった。

◇オキ・ラヴァーディアン/じゃっくさん

和服を着ていたからよ、オキも日本から来ているじゃないか？と思ったんだ。
背丈的には、小学生高学年から中学生くらいか。
幼い子でも転移させるなんて酷いことするよな。
そう思っていたんだが、ネヴァーフという種族らしい。

なるほど、この世界にはいろんな種族がいるんだな。
でも性格はどうみても、武士そのものである。
この世界ってファンタジーじゃないのかよ。
まるで子供が書いた絵のように世界観がごっちゃごちゃだ。

オキとは結構仲が良い。
隠し事をしない性格なんだろう。
アーシアンのアタシに対しても表裏がなく話をしてくれる。

戦闘授業では投擲の腕を見せてもらった。

空気を切り裂くながら的を抉る

ああ、やっぱりオキもファンタジーの住人だった。
これをサムライの技術と言うらしい。

(サムライって刀が命じゃなかったか？)

壊れている小刀(ナイフ)を見て、怖くてツッコめなかった。

◇ネーシェ・エスタネ・ツェハー/とたけさん

獣耳がついている男子。ヴァーナと呼ばれるらしい。
そのスピードは人間の常識を超えている。
あんなの地球にいたら、陸上競技の金メダル総なめするだろうな。

ネーシェはなんというか、よくいる男子で安心した。
授業中でもうとうとしてるし、休み時間ははしゃいでいる。
どの世界でも男子は変わらないんだな。
雨の日はもじゃもじゃになっており、見ていて面白い。

金遣いは荒いようで、
お昼前のネーシェの表情を見るだけで、財布の中身が分かってしまう。
お金がなく、お昼ごはんが食べれなくても施しはしない。

それはネーシェのためにならないというのもあるが……

「一度あげると、何度もあげてしまいそうなんだよなぁ」

犬や猫を見ると餌付けしたくなる思いは
日本人の習性なのかもしれねぇ。

◇ウィリー/フーカさん

あれ、幼稚園児いねぇか？
思わず二度見してしまった。どうやらフィルボルという小柄な種族らしい。

そんな小さくて戦えるのかよ。正直そう思ってしまった。
授業で知ったが、ウィリーはプリーストと呼ばれる癒し手らしい。
回復魔法という異世界ならではの存在に驚いてしまった。
怪我を一瞬で治せる魔法は、誰だって仲間にいてほしいだろう。

「倒したと思ったら回復する。仲間には欲しいが、相手にはいて欲しくねぇな」

元居た世界ではある程度殴ったら決着がついていたが、
この世界では気絶するまで容赦なく殴る必要が出てくるだろう。
そう考えるといろいろと面倒だ。

ついついウィリーを眺めながら観察してしまう。
ってあれ？眠たそうだな……。ちゃんと眠れているのか？
もしかしたら、学校終わりにアルバイトをしているのかもしれない。
仕方ない。妹のように優しく接してやるか。

後から知ったんだが、男だったらしい。
そりゃ世界が違うんだから、常識も違うわな……
悪い、この通り！！
……焼きそばパンやるから許してくれないか？

◇未定/アポロさん

移動ができないので、シーフ転職で【ランナップ】+耐久に寄せて【バタフライダンス】あたりを狙っていく予定です。

■2マジックブラストⅡ/エアリアルセイバーⅠ/転職シーフ

■3マジックブラストⅢ/エアリアルセイバーⅡ/バタフライダンス

■4マジシャンズマイトI/エアリアルセイバーⅢ/ランナップorルックアウト

■5マジシャンズマイトⅣ/エアリアルセイバーⅣ/ランナップorルックアウト

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