本当の親の顔のことは覚えていない。
分かるのは、生みの親に捨てられて、とある組織に拾われたということだけ。
まあ、よくある犯罪組織だ。
その組織で、私は戦闘員として扱われた。
何度も無茶な戦闘をさせられた。何度も怪我をした。
どこかがダメになる度に、その部位を機械に置き換えられ、何度も何度も戦わされた。
何度自分を捨てた親を恨んだかわからない。
そんな日々が、死ぬまで続くと思っていた。

しかし、地獄のような日々は唐突に終わりを迎えた。
無茶苦茶な強さをした冒険者たちが突然押しかけてきて、瞬く間に組織を殲滅していった。
一瞬だった。私も戦ったが、手も足も出なかった。
なぜ、見逃されたのかはわからない。同情されたのか、弱すぎて放置しても問題ないと思われたのか。
だが、確かなことがひとつある。その日、私は救われたのだ。

それからしばらくして、私は冒険者として生きていくことを決めた。
彼らのように強くなりたかった。
そのためには、冒険者が一番良いと思ったから。

ある日のこと、私はとあるギルドを見つけた。
そのギルドの名は「ピースメイカー」
曰く、彼らはただ強さを求める。どのような顔を持っていようが関係ない。
私に丁度いい。
私はそのギルドへと、足を踏み入れた

―これは彼女が知らぬことだが、あの日彼女のことを救ったのは「ピースメイカー」だという。
彼らが彼女を救おうとしたのかは分らぬが、あの日彼女はたしかにピースメイカーに救われた。
その彼女が、ピースメイカーに所属するのは、運命のいたずらか、それとも…

ルーチアがタルタル・ハン国を訪れた際に出会った雷竜。
異常なまでのプライドを持ち、誰も主と認めることなく孤独に強さを求め続けていた。
ルーチアは、その雷竜を見た瞬間、その孤高の姿に憧れを抱いた。
そして、彼と共に強くなりたい。そう思ってしまった。
それから彼女はその雷竜と契約を交わすべく、幾度となく勝負を挑んだ。
数えるのもばからしくなるほどの勝負の末、ついに彼女は雷竜に勝利した。
「やった！勝った！」
無邪気に喜ぶ彼女を、雷竜は強引に自身の背へと乗せた。

それから、雷竜はルーチアによって「ルミティア」と名付けられ、彼女と共に旅を続けている。
共に、つよくなるために

行動値 56
《ヘイスト》使用で5D+8≒23.5上昇

回避性能
6D+31≒51 フェンサーⅡ使用で+2D

命中
5D+13≒30.5

ダメージ
3D+70≒80.5 光or闇魔法ダメージ(10点HPロス)
マイナー使用で【敏捷】点ダメージ上昇
シナリオ6回までダメージに+【行動値】