容姿・経歴・その他メモ

・ドラゴネットの中では料理や芸術などが発展した、比較的文化的で平和主義な部族「ガゥァア族※」出身。族長の血筋で5人兄弟の三男。兄弟の中では非力な方だが、１番器用で料理と魔術が得意。
※ガゥァアは部族独自の方言。公用語などに訳すと入口や玄関の意。密林の入口近辺、いわば初心者でも訪れやすい場所であるため、様々な種族や冒険者とも関わりがある部族。その為文化的で比較的平和主義になったと考えられる。

・ドラゴネット以外の種族や貴族以外を見下している節があるが、根は素直で明るく情に厚い。子供や貧困層には甘くなりがち。族長の血筋ということもあり、部族への来訪者対応や外交も務めていたので、コミュニケーションは取れる方。だがドラゴネットや貴族階級ということもあり、常識が少しズレている。

・「100歳までに最も部族に貢献した者が次期族長」という習わしの元、現在他の兄弟達と継承争い中。とはいえ、そもそも争いを好まない部族なので兄弟仲は悪くなっておらず、むしろ協力しあっている。部族を置いて旅に出られているのはその為。

・現在部族が原因不明の不作や、食用にしていた生物の減少から食糧難に面している。その為、代替食品や村で新たに生産できそうな作物、保存のきく料理や効率の良い料理等のレシピを探すために旅をはじめる。様々なものを見つけ次第一口齧っては、食中毒でよくのたうち回っている所を見かける。

・名前も前述の通り方言で、公用語に訳すと恵や実りなどの意。

・暑がりで軽装を好む反面、貴族ということもあり装飾品が好きで、何となくいつもジャラジャラしている。

・捨てられない性格で、しかもコレクター気質なので食材や資料、調理器具など荷物が多いうえに、ドラゴネットの中ではかなり大柄で太っているため鈍くさい。

・ただでさえ多種族と比べて大柄なドラゴネットな上に、太っていて体重が重く図体もデカいため、よく訪れた場所の物や、酒場の椅子、宿屋のベッドを壊しがち。ただ、器用なのでその都度バレる前に自分でしれっと直している為、事なきを得ている。

・他の兄弟に比べて地の鱗の色が地味なことがコンプレックスで、目立つ鱗や爪を染色している。これは毛髪のある種族が毛を染色しているのを真似た、ガゥァア族独自の文化。痛みや体に悪影響はなく、一度染めるとかなりの期間長持ちする。ちなみに、40歳以下の民はまだ子供とされている他、代謝が良くすぐに鱗が生え変わってしまう為、染色できない。

・辛いものが好きで、うっかり様々な料理を辛くしてしまいがちなので気をつけている。ちなみにドラゴネットにとってピリ辛程度でも、他種族には激辛となる為振る舞われた側には死活問題である。

・芸術も好きで、時に音楽が好き。中でも歌が大好きだが、かなり音痴。本人はドラゴネットと「種族間で歌の良し悪しが違う。俺は村では一番歌が上手かったから、ドラゴネットの中じゃ歌が上手い。」と言っているが、そんなことはない。普通にドラゴネットの中でも音痴である。楽器は上手く演奏でき、特に管楽器が得意。

・酒豪。酒場がある場所の時は、気を付けないと金が底をつくまで飲んだくれる。飲んでも喧嘩をしたりすることはないが、かなりの笑い上戸で声もデカくなり、歌って踊って騒ぎ出すためうるさい。よく怒られている。また、勝手に厨房に侵入したり、なんなら急にまかないを作り出す。よく怒られている。特に好きなのはエールと、ガゥァア族の村でとれる芋と果実を使った焼酎※。
※ガゥァア族で作られる焼酎。主な材料は現実で代替すれば紅芋と蘇鉄が近い。かなり度数が高く辛口で、癖も強いため飲みにくい。燗にして黒糖をまぜると飲みやすくなるらしいが、ドラゴネット以外の種族には微量の毒性があるらしく、飲むことは推奨できない。が、酒好きの間ではかなりの高値で取引されらしく、ガゥァアにとっては貴重な収入源の一つ。脂っこい料理や辛い料理、味付けの濃い料理によく合う。唐辛子を漬け込むと調味料にもなる。

・極寒の地は種族的に苦手だが、蓄えた脂肪のおかげでドラゴネットにしては強い方。よほどの氷山地帯でもない限り、動けなくなることはないだろう。ただ、ホームシックにはなる。

◎兄弟達
・長男 ガァル:1番素早い、正義感が強いが天然。実は怖がりで、本来は長男が旅に出る習わしだが、グァスに託した。鱗は赤。
・次男 ギァク:1番賢い、真面目だが堅物で気難しい。ナルシスト。様々な研究や、民への教育、管理業務があり多忙。鱗は青。
・四男 ゲゥア:1番芸術に長ける、変人だが優しい。兄弟で一番モテる。装備品や武器の制作も芸術の一環として行う。鱗は紫。
・五男 ゴゥグ:1番力が強い、短気だが1番常識人。村のインフラ整備や、衛兵の教育を行う。衛兵隊長を兼任している。鱗は緑。

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