普段はよくいる引っ込み思案な少女である。教えられたことを全うに信じ実行する。まぁ....真っ当なことを教わっていればの話しであるが....。
追い詰められると言動が支離滅裂になり、たまに辻褄が合わないことを発言する。普段は真っ当であるため発言がなまじなものとは思われず信じられてしまう。また、これは彼女の天性の才能らしく初対面の人間でも効力を発揮することも......【マスターマインド】

地球の神社の神主の家計であり、裕福な家系であったため身なりはいい。和服も好んでいる。しかしヤクザ時代のビジネススーツの影響を受け和洋折衷？といった格好になっている。料理などをするため髪は後ろに縛っている。また世話焼きでもあり「鍍簾 黒櫓」を妹のように可愛がっていた。

ヤクザの組長時代は普通の少女でありながら、上記の信用能力と無敵なメンタルで乗り切っていた。基本的には相手方のボスにダイナマイト片手に特攻するという所業から外部的には恐れられていた。しかしそれ以外のことはからっきしであり、普段は組員の
炊事や経理を行い信用を得ていた。大したものは作れないが組員の「本刀　二玲央」からはしっかりとした家庭的な味と評判だった。

ヤクザ時代の経験より商会の炊事や経理を行っている。最近では朝3時から炊事場にこもり冒険者用の弁当事業に乗り出している。ネサスの商会を維持しながら、彼の行方を探すことが今の目標。また地球時代最期の抗争に参加していた仲間がエリンの地に降り立っているらしいが......

「どうしてこんなことに.....」彼女のいつものセリフである。日本の良家の彼女が世界の果てでどうしてこんなことになっているのか。
「可愛いけれど、おっちょこちょいな所が玉に瑕」、そう言われてきた彼女の人生が走り出したのは中学卒業前の春休み。社会の勉強のつもりで申し込んだのはなんとただの闇バイト。対抗勢力の暴力団のアジトに爆弾をお届けする簡単なお仕事！
はじめてのバイトを爆裂的に達成するも、残りの一味に囲まれ大ピンチな彼女は犯行現場を見られていないことに「私！組長の隠し子なんです！」と咄嗟に嘘をついてしまう。しかし天の救いかイタズラか組長の手記に同じ名前の娘がいた事が発覚。かくして「天照虎組」の組長に出世し、彼女の人生は超特急に乗車してしまう。

先のピンチを乗り越えた天性の口先が彼女をぬらりくらりと裏の世界を渡り歩かす武器となった。一般人でボンクラな彼女の心情とは裏腹にファミリーは彼女の謎のカリスマ性を謳い、旗の下で波乱の毎日を過ごす。先代の当主を無くし、当然ではあるが無常にも徐々に衰退していく組。それでも彼女は自分なりの過ごし方を見つけ、裏社会と奇妙な交友を築いていく。彼女はふと気づくと極上の嘘つき野郎の自分と好意を持って接してくれる仲間に囲まれていたのである。

自分の人生と向き合い、ついに彼女は過去にケリをつけるために自分を闇バイトから裏社会に引き込んだ組と対峙する。自分を闇バイトとして雇った当時の若頭は、組長になっており、サダメとも言えるこの戦争。仲間達の助太刀を受けながら、カタキの本拠地に突進し大量に爆薬を詰め込んだ我が身を犠牲に組長の汚いドタマを花火にした。
もう後悔はないと思った時、彼女の座った肝に反応したのか彼女はサツバツとしたエリンディル大陸東方に召喚された。

東方ダイワの戦乱の中、暗殺を生業とする傭兵団の手駒として召喚された彼女は右も左もわからぬまま捨て駒として扱われていた。
この世界に召喚されたときに彼女が授かったバーストブレイがあったもののそれだけで生き抜くには限界がきてしまった。
ある日、1度の爆破での殲滅での殲滅に失敗した彼女は敗走していたところを上半身が地中に埋まった商家のプリーストに保護される。「異世界に来てもカチコミですか!?」

その後なんかんやで族を抜けることができた彼女は自分自身や前世の仲間を探すためにプリーストに同行し、アーシアンが集まるエリンディル西方を目指す。プリーストのネサス床に埋まるマンを師とし、地球には存在しない治癒の手ほどきを受ける。

プリーストを師として巡った旅の最期、「タカナシ」と名付けられる翼竜に遭遇する。
竜と戦闘した彼女は一撃で仕留められず深傷を追う。（117ダメージぐらい）
意識を失う彼女を見て、やたら防御が硬いプリーストに標的を変えた。ネサスは少しの荷物と倒れた彼女を乗せた馬車を蹴り、ヒルベニアへと向かわせた。竜と対峙する師匠をの背中が彼女の最後に見た光景であった。

ヒルベニアのある屋敷で目覚めた彼女は、自分の師の娘である'フォー'に介抱されていた。師の行方はわからず、一刻も早い捜索に出かけようとする舞はフォーに止められる。今は師が残したものを守ることが先決のようだ。最期に戦った竜の情報を求めながら彼女は新たな暖簾をくぐる。