容姿・経歴・その他メモ

キミは自然主義者である。人はあるがままに産まれ、あるがままに生き、そしてあるがままに死ぬのが正しいと信じている。
それは、キミが倒れ、家族に救急車を呼ばれてしまい、運ばれた先で、手術を受けなければ余命いくばくもないと告げられた時にも変わることはなかった。
手術を断り、心晴れやかに病院を後にしたキミに悲劇が襲い掛かった。横断歩道を渡るキミに信号無視のトラックが突っ込んできたのだ。
キミの運命は、病気とは関係なく、ここだったのだ。

「お、気が付いたでヤンスか？」
……そうなるはずだったのだが、どうにも様子がおかしい。
キミは見知らぬ場所で、『アーシアンの女神』なるものを名乗る声だけの存在と対話していた。
彼女の話によれば、事故で死ぬ運命あったキミを、「エリンディル」と呼ばれるこの世界に呼び寄せたのだとか。

なんということをしてくれたのだ！

怒髪冠を衝いたキミの怒りは、残念ながら彼女には理解されず、やがてその声は聞こえなくなってしまった。
しかし、エリンディルにはその怒りに同調する存在もあった。
「"鱗を持つ蛇"の王」を名乗る彼は、エリンディルに蔓延る自然の摂理を歪める存在を見張り、罰する"生と死の番人"なのだと言う。
キミは二つ返事で"鱗を持つ蛇"の王、ヨルムンガンドと契約し、彼の元で生きる術とエリンディルについて学び始めた。
エリンディルという世界を知っていくにつれ、キミはふつふつと沸き上がる怒りを感じていた。
あまりにも多い！　生と死を弄び自然の摂理を歪める存在が！　そして、その間違った力に惹かれて堕落する人間も！

蛇の道は蛇から。キミはこの世の邪法を全てものにし、その全てを滅ぼすことを誓ったのだ！

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