容姿・経歴・その他メモ

　サルゴニエ家はキルディア共和国にある無限の砂漠にあるグライアイの隠れ里でシャーマンの家系だ。
　グリザベルの両親は祖霊の導きで隠れ里を出たところ、所用で砂漠へとやってきた神聖ヴァンスター帝国の前皇帝に出会った。不十分な装備で砂漠に来ていた一行を助け、無事ヴァンスター帝国まで送り届ける。その旅の最中で前皇帝に気に入られ、意気投合。そのままヴァンスター帝国で重用されることになった。
　
　しばらくして、グリザベルは産まれた。また、その数か月後に現皇帝のゼダンが産まれた。同時期に生まれた二人は乳兄弟としてともに学び、ともに成長した。
　思春期頃、初めてゼダンとグリザベルは喧嘩をした。その直後、グリザベルはシャーマンの術を学ぶために一度砂漠へと修行に出ることになってしまった。
　二人が成人を迎える頃に、グリザベルは無事にシャーマンとして認められ、神聖ヴァンスター帝国へと帰国。帝国騎士団へと入団。その際に顔を合わせることがあったものの、お互い気まずさがあったのか、独特の嫌な空気を払拭できず、そのまま月日だけが流れていってしまった。
　
　時が経ち、一年前。皇帝ゼダンは唐突にグリザベルに左遷を命じた。グリザベルは悲しみに暮れたが、もう一度あの日々を取り戻すために、再起を図ることにした。
　現在、トルナーレの街ではうまくやれているはずだ。功績をあげて、もう一度皇帝に会うときには、もう逃げずに立ち向かおう。そう心に決めている。


・容姿の描写
　黒髪長髪、褐色肌、女と見紛う線の細さと美貌を持っているが、シャーマンの独特な装束と刺青、そして異形の瞳が神聖ヴァンスター帝国の民からは近寄り難い雰囲気を醸し出している。
　
・イデオロギー/信念
　弟に群がる悪い虫は全て排除するべきだ。そのためなら人を呪うのも致し方ない。

✓重要な人々
　神聖帝国皇帝ゼダン。彼とは乳兄弟として、本当の兄弟のように育った。僕は彼のことがとても好きで、弟のように溺愛していた。思春期の頃、ゼダンに反抗期がやってきて喧嘩になってしまった。直後僕は砂漠に修行に出ることになってしまい、仲直りができなかった。帰ってきてからも、話をしようとすればできたはずだ。しかし過ぎた年月の重みで話を切り出すことがなかなかできなかった。そして1年前、突如トルナーレの街へと左遷を命じられてしまった。そのことについてとても悲しく思ってるし、後悔もしている。もし次に出会えたなら、ちゃんと向き合おうと思っている。

・特徴
　美人だが独特の雰囲気を放つ、ミステリアス系褐色男子。彼の話は要約すると、大体溺愛する弟のためにという終着点に落ち着く。

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