名前：ウィッチ・ドールズ
性別：女性型
年齢：外見16歳前後（製造年は数百年前）
身長：147cm
体重：150kg(特殊金属製のため）
体格；やや大きい
髪色：茶
瞳色：青
肌色：普通
誕生日：製造年不明
好き・得意：未知の出来事、防衛・護衛など
嫌い・苦手：暗く狭い場所、新しく覚える事
趣味：今は特になし

出自：遥か古代の遺跡で作られた大量生産使い捨て兵器の1体
目的：記憶チップに登録されただけの未知の知識を既知の知識にすべく冒険に出る
性格：積極的で口数は多い方だが、感情という概念を知っているだけで表現方法がわからないため無表情

何百年も昔、アルディオン大陸のとある場所に築かれた遺跡。
当時の遺跡の主が誰であったかすでに知る由もないが、その者あるいは者たちによって製造された対侵入者用人形。
複数存在する人形たちは長い時間の中ですでに壊れ動くこともなかった。
しかし"、その中に1体だけ違うモノがあった。
対侵入者用人形魔術型。"ウィッチ"と呼称された機体。
大量生産でほぼ無尽蔵に製造される使い捨て人形の１つ。
そんな中、"ソレ"が目を覚ましたのは何の偶然か運命か。

見渡せば見慣れた遺跡の内部。すでに遺跡に動力はなく、他の機体も壊れ動かない。
そもそも"ソレ"は侵入者を撃退するためのみに造られたはず。
しかし今の知能チップにはそれ以外の、本来であれば不要な知識で満たされている。
世界の常識、言語情報、会話の方法、感情という概念。
そして――それらを体験したいという欲。

そうして"ソレ"は遺跡を出た。
閉じられた壁はすでに老朽化し、魔法や腕力で簡単に破壊できた。
魔力炉こそ年月の経過で劣化しているが、幸いボディの頑丈さは健在だ。

道すがら自らの意志で歩くことを覚え、言葉の発し方を練習した。
問題があるとすれば記憶チップだろうか。
魔力炉同様に劣化しているのか、そもそも戦闘人形として造られたためなのか。
人との関係性を記憶することが難しい。

しかし躊躇することはない。
なにしろこの世界には『未知なる体験』が無数にあるらしい。
"ソレ"……いや、"彼女"は顔を前に向け、大ぶりな杖を手に、広大な地平を歩き出した。

とある遺跡の侵入者撃退用人形の中で魔術型として造られた量産機に意志が宿ったもの。
見た目は背が低めで可憐な少女。ただ特殊金属製のため、外見にわりに重量はかなり重い。
感情という概念はインプットされたが、どのように発現しどのように表現するかはまだ理解できてない。
そのため基本的に無表情なのだが、口数はむしろ多く、積極的に会話をする傾向にある。
感情がない、興味がない、のではなく、まだ理解できないから無表情というだけのようだ。
また知能チップに様々な知識は記憶されているが、いきなり膨大な情報量を得てしまったため、混在したり引き出せなかったりという事が多い。
その影響か一般常識レベルの内容でも勘違いしていたりと小ボケを連発することも。
本人に明確な目的はないが、主には手に入れた「未知」の知識を「既知」の知識にしたいという原理で動く。
ただ、知能チップにインプットされていない新しい記録。例えば人との関係性などはチップの容量不足でうまく処理できず、知り合いでも会うたびに反応が違うこともしばしば。

戦闘性能として古い独特の風魔術《ヴォルテック》と地魔術《クラッシュ》を操ることができ、烈風で対象を包み込み切り裂く、岩石塊を生み出し対象を圧殺するなどが可能。
ただし経年により魔力炉が劣化しており威力は一般的な魔術師に比べ控えめ。
体は特殊な金属で作られているが、見た目には人の体と遜色なく、唯一関節部に人形らしさが見られる。
また感触も人間のそれに近く、金属素材ではあるが柔らかく弾力のある作りになっている。
強い衝撃や魔法などのダメージには強く、衝撃を受ける際は硬化してダメージを軽減する。
なお衣服の下はいわゆる素体ボディになっており、女性型の体躯だが細部は再現されていない。
補足だが下着は未着用である。人形だから必要ないらしい。

スキル