別の世界において滞在を犯し、追放される形でエリンディルの地へとその身を堕とされる。
その際、証として下腹部に紋様を刻まれ、記憶も曖昧にされている。

エリンディルにその身を堕とされた際、結晶体は元の世界にある為依り代がなくどうしようかと悩まされている時、路頭に暮れる狼族に偶然会う。
精神的にも弱る彼女に自身の身のうちを話し憑りついてもいいか聞いたところ了承してくれたため以後彼女の肉体に憑依し共に暮らすことになった。

剣聖の子である彼女に憑依したことで、戦いの才能に加え魂の依り代となることが出来る体質を与えることになる。
お陰で神薙としての才能にも目覚めたようだった。
その為、巫女としての修行も積み始めた彼女に時折アドバイスを与えていたりする。

神の御霊をこの体に卸した時、既に同居人がいることに驚く神の御霊を見るのが、最近の彼女の楽しみの一つだ。

彼女は剣聖の子だった。
幾度となく故郷を救い、悪を打ち滅ぼし、強者と決闘しその名を馳せていた。
自身も周辺の人たちから剣聖の子として周知されており、将来を期待されていた。
しかし、その影響で過去打ち滅ぼされた者たちによって育ちの故郷を滅ぼされてしまった。
剣聖がこの地に居ない、その隙に。

途方に暮れる中、一人の幽霊と出会う。
曰く、別世界で重罪を犯した魂であり、依り代がなく体の維持に困り果てているのだとか。
「あぁ、彼女もまた、帰る場所を無くしてしまったのか」
そう思うと同情の念を感じ、自身を依り代として身を差し出した。
同じ体にもう一人の魂が居る、その感覚は言葉に表せないが、悪い気はしないでいた。

その後、住む場所に困り漂流していたところを神社の巫女に拾われ面倒を見られる。
そして、自身の身体が神の御霊の依り代としての適性があることから、そのまま将来の巫女として成長していくこととなる。
適性があったのは恐らく、内に宿る魂の影響か...依り代となって以来刻まれた、下腹部の紋様の影響か。
巫女となることを約束されて以来、剣聖の子として、戦いの渦中にあることを運命づけられていることを強く感じ続けていた。

レムレスである彼女は、正直平穏である日常の方が好みで冒険には出たくなかった。
が、依り代となった子が戦いの中に身を置くことを運命づけられており否が応でも巻き込まれることは薄々感づいていた。
そもそも、依り代となってくれた子の意思を無下にはできない為、しぶしぶ承諾する。

狼族である彼女は、冒険へと出るつもりは一切なかったが、運命が平穏を許してくれなかった。
剣聖の子として、今後も戦いに巻き込まれていくのだろう。
そうなった時、自身の二つ目の故郷まで危険にさらしたくない。
それに、自身の親が今どこで何をしているのか...これも知りたいのだ。
そして気付いた時には、獲物を握りしめ戦いの中に身を投じていた。

〇不動-同行者(4人旅をしていた)
〇シアン-好敵手(種族的関係で見下しあっている)
〇火賀池-保護者(路頭に迷っているところで拾われた)

〇鞭　lv1 重量:3　命中補正:-2　攻撃力:+CL+5　行動修正:+-0　至近　片手
継承表:25<運命>フェイト+1
運命に導かれて手に入れた。
運命:戦いから逃れられない。

伝承武器:44<轟音の武器>
パッシブ。HPに1点でもダメージを与えた場合、対象に[スタン]を与える。
呪詛追加

宿命:56<破滅>
貴方を破滅へと導こうとする。

呪詛:15<生命吸収>
命中判定を行った場合、メインプロセス終了時に5点のHPロスを受ける。

〇見た目
仄かに碧い指輪につながれた鎖。

昔は黒波(こっぱ)とも呼ばれた、タイクーン直属の諜報機関。
彼女はお殿様である飯綱丸から話を聞いたタイクーン<アオイ･カゲユキ>から直接勧誘を受け隠密(スパイ)となる。
隠密はいわゆる『御庭番』とも呼ばれる。