容姿・経歴

22歳。大学を卒業した後、画家として生計を立てている。身長170cm、体重58kg。
自分としては努力家のつもりなのだが、周囲の人は彼女のことを「愛すべきおバカ」だと思っている。

勉学においてはからっきしだが、それで食っていける分には、絵の才能はあったようだ。専門としている画法は水墨画。最近は従妹兼親友兼想い人の鳴上 悠花(なるかみ ゆうか)の影響で戦争関係の絵を描いている。手にはいつでも見た物を記せるようにメモ帳を持参している。

スマホにはクマのストラップを付けている。これは悠花と二人でジュn……大型デパートにデートで行った際に二人で買ったお揃いのモノである。

夢は大好きな人の絵を描きたい。彼女のその儚くも力強い生き様、その一瞬を自分が表現できる一番の画法の水墨画で表現したいと思っている。まあまあ重い。

エルダナーンにしては異例の白色の髪に真紅(ルビー)の眼。優しいなだらかな目元。しかし、女性にしては高い身長と細身であることやヒューリンから見ても美しいと言えるその美貌、そして特徴的な耳など、彼女がエルダナーンたらしめる要素は見て取れる。

厚手のコートを着ているのは、直前まで北部の紛争地帯にいたから。氷点下でも保温機能はばっちりの最新のものである。

出自

『なんてこの世界はちっぽけなんでしょう』

彼女は紛争地帯で撃たれる以前からずっとそんなことを思っていた。生まれた時から絵の才能があった彼女。小学校、中学校、高校と絵を描き続けてきた彼女の周りには、意外にも人に溢れていた。努力家だと（自分で）思っている彼女は人当たりは当然よく、そんな彼女を周囲は愛しいキャラとして見ていた。そんな人に恵まれた彼女だったが、そんな彼女には思いを寄せる相手がいた。

『君が奈々子ちゃんか。話には聞いていると思うが一応。鳴上悠花だ、よろしく』

小学校の頃、奈々子の父親は妻を失った。それ以来、暗い空気であふれていた堂本家に、従妹の悠花が住むようになった。
父が悲しみから抜け出せないでいた当時、自分がしっかりしなければならないと気を詰めていた奈々子。そんな彼女は悠花と出会い、少しづつ心を周囲へと開いていくようになった。彼女のおかげで奈々子は重責に潰されることなく、前を向いて成長することが出来たのだ。その時から心の中に抱いていた淡い恋心は、いつしか悠花への大きな愛へと様子を変えていった。今日も悠花ことを想いながら、水墨画の筆を走らせる。

――もし、彼女がこの世界の広さを知ったなら。この世界の深さを知ったなら。彼女はそれは歓喜するだろう。

あぁ、この世界なら貴方(悠花)に捧げるに足る相応の情景(フラッシュモブ)を見つけられる――！、と。

転移

その一瞬は偶然だったか、いや、必然だったかもしれない。悠花と紛争地帯を渡り歩くようになってからは常に死と隣り合わせの生活を送っていた。そのことは自覚しているつもりだった。

でも、それでも、別れは突然訪れた。

深夜未明。その場の皆が寝静まる中、突如鳴り響く銃声。次々と耳に届く悲鳴。

傍で目を閉じていた悠花も、起きて臨戦態勢を取っていた。奈々子も直ぐに手元の拳銃を構えた。

誰がドアから出てくるのか、何人突入してくるのか、どれほどの被害を被ったのか、

様々な思考が脳裏を過った。しかし、その一瞬の空白の思考が運命を決めつけたのかもしれない。


バンッ！！！


『危ないっ！奈々子ぉ！』

その一言と共に唐突に揺らぐ視界。突如蹴破られる休憩室の扉。彼女に押し倒される自分の身体。その行動が悪あがきだとでも言わんばかりに二人に降り注ぐ鉛玉の嵐。

彼女が最後に見たのは必至に助けようとする彼女(悠花)の顔。最後に感じたのは自身の身体を貫く激痛と生暖かくも不思議と不快感を感じなかった二人の血液。

そして、最後に聞いたのは、耳を劈(つんざ)くMP5サブマシンガンの銃声(うつし世からの最後通牒)だった。

目的

気が付くと、そこはあの紛争地帯――いや、そこは現代地球ですらなかった。辺りは凡そ日常・非日常を体験してきた彼女ですら見たことがないような場所。

奈々子は一つの解に辿り着く。自分はあの場で死に、その後異世界に来てしまったらしい。

はっと気づいて周囲に目を向けるが、この場には一緒に息絶えた筈の彼女の姿が見当たらない。

なぜ私は生きているの？悠花は一緒に蘇ったの？そうだとしてもどこに行ったの？もしかして私だけが生き返った――？

考えれば考える程、彼女の頭に溢れてくる疑問。深い思考の海に陥りそうな彼女だったが、俯いた際に、胸から落ちたモノが目に入る。

それは、彼女(悠花)からもらったメモ帳だった。

『君はどこか抜けているところがあるからな……。これを使って。大事なコトはしっかり書き記して、決して忘れないようにね』

そう言って、彼女がくれたソレには、忘れたくない、いつまでも記憶に残る二人の生きてきた軌跡がしっかり残っていた。

「――そうよ。マイナスに考えすぎるのはよくないわ。それに、今はまだ何もわかっていないじゃない。もしかしたらこの近くに、この世界に、悠花が生きているのかもしれない。」

「もしかしたら、また会えるかもしれない――！」

そうと決まればまずは行動である。帰る方法、異世界で生きていく術、そして彼女を見つける術を探さなくてはならない。

まずは、どこか分からないけど、ここから脱出しなくては――。

ところで、

「この身体から溢れでる力は一体――？」

お誂え向きにも、どうやら異世界に来た影響か自分は凄まじい力を得たらしい。
これは彼女の未来を照らす陽光か、災難を示す霹靂か、それとも――

――その答えは神々のみぞ知る。

備考

戦闘前

【ハンズオブライトⅠ】フェイト1点使用

・Dを振る魔術のD軽減に+1D
　※シーン継続

ムーブアクション

【プレイヤーワード】コスト:5

・アコライトの判定に+1D

セットアップ

【エンサイクロペディア（エネ識）】+【コンコーダンス】+【トゥルースサイト】+【クイックサーチ】コスト:0+0+0+4=4

・セットアップ時にエネ識
・視界の対象すべてにエネ識（コンコーダンス
・物理・魔法防御力も識別（トゥルースサイト
・セットアップ時に他スキル使用可（クイックサーチ

【ブレッシング】+【グローリー】+【セイントブレッシング】+【エフェクトエクステンド】コスト:3+2+4+0=9

・単体対象が行う判定に+1D。ラウンド間持続。
・射程が20mに（グローリー
・セットアップに使用可（セイントブレッシング
・シーン終了まで継続（エフェクトエクステンド
　※シナリオ1回
・判定に+1D（プレイヤーワード 使用時

メジャーアクション

【ヒール】+【リファインマジック】コスト:1+10=11

・[3D+CL×3］点回復。
・Dを振る魔術のHP回復、D軽減に+10（エフィシェント
・魔術のHP回復、D軽減に+5（魔道服
・Dを振る魔術のHP回復に+2D（稲妻の聖印
・Dを振る魔術のHP回復に+1D（祝福

3D+CL×3+10+5+2D+1D
=6D+15+CL×3

・Dを振る魔術のHP回復、D軽減に+7（リファインマジック
　※シーン3回

=6D+15+CL×3+7
=6D+22+CL×3

・判定に+1D（プレイヤーワード 使用時

【レイズ】コスト:7

・戦闘不能を[2D]点で行動済みとして復活。
・判定に+1D（プレイヤーワード 使用時

【リバイバー】コスト:17

・戦闘不能を[2D+12]点でバステも回復して、行動済みとして復活。

自分の判定の直前

【トリビアリスト】コスト:5

・その判定を【知力】判定で代用判定
　※シーン1回

敵の命中判定の直後

【パトロナイズ】コスト:7

・20m以内の対象が行う判定の直後に魔術判定で対決。勝てば無効化
　※シーン1回

敵のDRの直前

【リデュース】コスト:9

・対象のDRの直前に使用。ダメに-9Dの軽減。
　※シーン1回

敵のDR算出の直後

【プロテクション】+【リファインマジック】コスト:1+10=11

・-5D
・Dを振る魔術のHP回復、D軽減に+10（エフィシェント
・+20（ハイプロテクション
・Dを振る魔術のD軽減に+9（マナスタッフ
・魔術のD軽減に+2（稲妻の杖
・魔術のD軽減に+5（【幾万の真言(イザナギ)】
・魔術のHP回復、D軽減に+5（魔道服
・魔術のD軽減に+3（リンク装備:稲妻
・魔術のD軽減に+3（アークリ:防塁
・Dを振る魔術のHP回復、D軽減に+2（真紅の杯

=5D+10+20+9+2+5+5+5+3+3+2
=5D+64

・Dを振る魔術のHP回復、D軽減に+7（リファインマジック
　※シーン3回
・Dを振る魔術のD軽減に+1D（ハンズオブライトⅠ 使用時

=5D+64+7+1D
=6D+71

・複数人に振れる（バリア
・判定に+1D（プレイヤーワード 使用時

【アフェクション】コスト:0

・そのダメージを0に変更
　※シナリオ1回

味方がバステを受けた時

【トリートフォース】コスト:4

・その受けたバステをすべて回復。
　※ラウンド1回

味方の判定の直前

【アドバイス】+【プレディクション】コスト:0+0=0

・20m以内の対象が行う判定に+2D（プレディクション
　※シナリオ6回

情報の収集判定時

[Eスマートフォン]

・判定時に固定値+1

セッション履歴

収支履歴