全部とは言わないけど大概嘘。
幼い頃からコントラクターの才能→あった。
コミュニティから疎外→されてない。むしろちょっとだけ人気者だった。
友達→悪ガキの友達がたくさんいる。
氷原に捨てられた→捨てられてない。そもそも開拓地出身。
帰る家がない→ある。別に両親ともに健在。いたずらしてるのであんまり帰らないけど。
マッチを売っている→本当。たまにいる同情してくれるタイプの大人にマッチを買ってもらっている。身の上話をして同情してくれる様子を見てけらけら笑ってる。もう現地ではタネが割れているのでたまの楽しみ。

家名はレンフィールド。名乗らないほうがそれっぽいので名乗らない。
氷原開拓団での活動を行う理由は金。やっぱゼニよ。

「やっぱ、こんなマッチじゃ火力が足りないもんナ！」
開拓団としての仕事を行う過程で、アースランより招聘されたサロゲートの持つ神具を見て、確信する。「これだ。」
求めていた力。そして火力。幼気な少女を装い、師事を受ける。
彼女には才能があった。程なくして彼女は、神具を再現することに成功する。

今日も彼女は、マッチを...いや、巨大な松明を携え、氷原へ挑む。