容姿・経歴・その他メモ

アルスの家は学者家系だった。魔法の品が多く置かれていて、安価なものから高価なものまで様々なものに触れる機会があった。将来は自身も、両親と同じように学者になるだろうと思っていた。

アルスの10歳の誕生日の、家にある高価なものを狙った強盗団に家を襲われた。両親は並み以上の力を持っていたが、あっけなく殺されてしまった。アルスはずっと隠れていたが、バレるのも時間の問題だった。ばれたら確実に殺されてしまう。
死にたくない。アルスが強く願ったとき、目の前に転送石が転がってきた。まるで、誰かがこれで逃げろと差し出したかのように。転送先はグランフェルデン大神殿だった。その後、ソーンダイクの手引きにより孤児院に入り、10歳からは孤児院で過ごした。

12歳のある日のこと、王立図書館でよくわからない本を見つけた。そして、理由は自身にもわからないが、吸い寄せられるようにしてその本を取り、借りて帰った。孤児院でその本を読んでいるとき、何者かの声が聞こえた。誰かに、呼びかけられたのだ。その声の主は、「ヨルムンガンド」と名乗った。そして、アルスに契約を持ち掛けてきたのだ。当時はよくわからずに契約をしたが、多くの魔力を持ちつつも無属性以外の魔法適性が無いアルスは、結果として、自身の最善の道を歩むことができた。

それからも紆余曲折あり、幼少期には学者になると思っていたアルスは、まるで運命に導かれるかのように冒険者として生きることになったのだ。

セッション履歴

収支履歴