容姿・経歴・その他メモ

身長

256cm

体重

512kg

髪

不明

瞳

不明

肌

不明

「ソウシャ」と名乗るエクスマキナ。
　竜と機械が融合したような、通常の鎧型エクスマキナとは全く異なる構造、見た目をしており、体格も大柄。胸、外殻、頭部、機関部に大きな損傷、汚染があり、それが原因か記憶機能にシステム障害が見られる。

　過去、数例ほど遺跡やダンジョンなどで出没が報告されていたが、信憑性がないとして公式的には存在が認められてなく、冒険者の間で語られる都市伝説のようなものであった。しかし、冒険者たち……のちの「Search&Destroy」のことだが、その働きによって、奇妙なエクスマキナの存在が確定された。

　性格は機械然としていて、迂遠な行動よりも直接的な言動を好む。また、どうやらとても古い型式のエクスマキナのようで、受け答えにぎこちなさがうかがえる。
　
　———デッドロックシステム「運命の奴隷」、リリース。記憶領域を解放します。

「……目覚めろ、環送者。竜炎で地を焼き尽くし、最後の魔を滅するその時まで。……二千の竜と一万の機械、三万九千の人間。それがお前を造るために捧げられた贄である」

　EVosoR-Specialist1-Dragonias、あるいは「環送者」……それが彼、あるいは彼女の本来の名である。
風の時代において、エルダ討滅の決戦兵器として生産されたその機人は、人と竜の知恵と祝福の結晶であり、血と呪いを宿してその産声を上げた。また、ソレは「D計画」…………人、竜、機械の融合という計画において、最高傑作であり、唯一の成功例であった。
　全エルダの35％の殺戮、魔族の軍勢の駆逐、そして「傲慢」、「猜疑」、「虚栄」の封印。血と悲鳴と渇望に濡れたＤ計画は遂行され、確かにその意味を成した。しかし、その果てにソレは死と瘴気と呪いを背負う運命を辿ることとなる。
　
　機人は死んだ。そのはずだった。未だ高まりゆく瘴気に身を投じ、風の刃がその身を貫くまで、戦い続けていた。その運命を、ほかの誰にも背負わせぬように。
　……だが、数奇な神々のいたずらか、再びその目を覚ますことになる。戦い抜いたその果てで、彼、あるいは彼女は何を見、何を感じていくのだろうか。

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