容姿・経歴・その他メモ

東方から伝わった刀術を使い、諜報を生業にする一族の出。
だが、彼は昔から自分の一族のあり様に違和感を覚えていた。
何をするにも掟で縛り、時に命すら使い捨てを強いられる。
世界には必要な存在であることは理解しつつも、自分自身がそんなものに縛られるのには我慢できていなかった。

そんな彼を一族に縛っていたのが、幼馴染の存在である。
不満や違和感を口にする彼を諭し、抑えることで一族から離れるのを結果的に防いでいた。

だが、そんなある日の任務でのこと。
情報を得るために、その幼馴染をとある貴族に妾として輿入れさせるなどと言う話が持ち上がった。
貴族の悪い噂を聞いていた彼は強硬に反対したが、一族は意にも介さず、彼が任務で遠方に離れた隙に輿入れは実行されてしまう。

そのことを任地で聞いた彼は一族にほとほと嫌気がさし、その場で離反を決めた。
幼馴染を奪い返し、一緒に自由に生きていこうと。

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