家族は商人の父と体の弱い母、そして年の離れた妹の四人家族。
難民等が多く住む貧民街のほど近くに住む貧しい家庭に生まれる。
朝は教会で女神様に祈り、昼は父の仕事を手伝い、夕方には母と共に料理を作り、夜は妹を寝かしつける。
そんな貧しいながらも幸せに暮らしていたある冬の日。
その冬は例年より一段と厳しくその日の夜は強い吹雪がヴァレンティーノ王国を襲っていた。
そんな中体の弱い母の為に薪を分けてもらう為身体を冷やしながら近所を回っていたが、近所の住人も生きるのに必死なのは当然でありなかなか薪は集まらない。
母の無事を女神さまに願いながら自らの身を顧みず必死になって薪を集める。
やっと薪が集まり家に戻ったころにはもう母はこと切れていた。
それ以来、優しかった父の顔から笑顔が消え家族よりも仕事に注力していくようになる。
父が家を空ける時間が長くなり家に妹と二人でいることになれてきた頃、家に貧民街から出てきたであろう強盗が現れる。
強盗はユリウスを殴り飛ばし、妹を斬り付け、少ない食料などを奪い逃走する。
殴られ思うように体が動かせないながらも何とか妹に這いより、抱きかかえる。
小さな妹の身体からはとめどなく真っ赤な液体が流れ出し、その身体を冷やしていく。
ほどなくして妹は腕の中で眠りにつく。
最後まで彼女(めがみさま)の名を呼びながら。
帰ってきた父は妹の死を嘆き、悲しみ、そして自害した、ユリウスの目の前で。
母を連れ去ったあの冬を恨むのか？
違う。
妹を奪ったあの強盗を恨むのか？
違う。
自分を置いていった父を恨むのか？
違う。
恨むべきは、何度祈っても、願っても、呼んでも、一切手を差し伸べてはくれなかった彼女(ヤツ)だ、民を救うこともできぬ弱き女神だ。
彼女がもっと強ければ、差し伸べる手があればこんなことにはならなかったのだ。
弱き神などいらぬ。
俺が強き神をこの国に。
俺が救うのだ。
それから孤児となった後、裕福だが子供のできない夫婦に引き取られ取りつかれたように勉強や鍛錬をはじめ、学園へと入学する。
自らの手でこの国を救うため。

［名前］ユリウス・レオ・ルシフル・ウヌス・スペルビア
［身長］164cm
［種族］ディーバ/デミゴッド
［クラス］ウォーリア/サロゲート
［エレメント］炎
［年齢］17
［学年］1年生
［研究会］剣術研究会

［魔法］オーソリテリアン・アブソルティズム

［性格］尊大で強気な性格。
態度が大きく誤解されやすいが気に入った者には最低限の敬意を払うが、気に障った者にはどれだけ目上でも一切の敬意は　　　　　　　　　　　払わない。
［好きなもの］変わろうと努力する者、他者のために力を行使できる者
［嫌いなもの］弱さを盾にする愚者、私利私欲に溺れる権力者

［備考］序盤は割とキツイ事言ったりすると思いますが段々改善していく予定なので許してください…(キャンペーンだし…)
リィーズ・ヌーン・ルーフェン クィーン