容姿・経歴・その他メモ

種族がドゥアンの12歳の少女(メスガキ)。両親が偉大な元巡礼者であり、同じ巡礼者からは見た目通り"鬼"と呼ばれていた。彼女が3歳の時に両親は彼女を置いて最後の巡礼に赴いたが、どうしても一緒に居たかった彼女は、数か月後には拠り所にしていた村を離れて自分も巡礼者になり両親を探す決意をした。

一年後次の巡礼地近くの村に両親がいたことをを知り、遂に再会をしたが母が不治の病を患っており既に碌に体を動かすこともできなかったため、もう巡礼をすることは出来ず両親は心中する決意をしており、それにあかりも加わり一家心中を果たそうとした。だが、生まれつき体が強かった為奇跡的にあかりだけ助かることとなった。

それと同時期に身寄りにしていた村が襲われ、村人はほぼ全員死ぬこととなった。村は燃やしつくされ、今は自然が生い茂る山の一部になっている。襲われた原因となったのは巡礼者"鬼"の子供、あかりを攫うためだった。あかりはその村から出ていたため、燃やし尽くされたものだと考えられる。そのことをあかりは知らず、未だに故郷に当たるこの村を探し続けている。


それから身寄りもなく、精神も荒みきり、巡礼を続ける彼女に一人の大人が声を掛けてくれた。後のあかりの師匠、ラインハルトである。ラインハルトは彼女の強い肉体を生かせるよう盾の役割の重要性、即ち人を守ることの大切さ、そして何より命の尊さを説いてくれた。

ある日の探索時、常人なら即死であろうトラップを避けきり気を緩めた先、まさにあかりのような気を緩めた者を狩らんとする即死トラップが襲いかかり、死ぬすんでだったあかりをラインハルトが庇った事で、あかりは目の前で、そして自分のせいで大切な師を失った。当たり所がよかったのか、最後少しだけラインハルトと話せた事だけは彼女にとって救いであり、そして最大の呪縛だろう。
「君は優しくて強くていい子だ。だから、僕が今やって見せたように君も他の人を守ってあげるんだよ。」
ラインハルトとしてはただ、彼女に救える命を救う大切さを最後まで説きたかっただけだが、彼女は大きな勘違いをすることになる。命を救えるのは結局強い力だけなのだと、「優しい人」は自分を犠牲にするものなのだと。きっとそれだけではないはずなのに。その時、完全に自分の命の尊さを忘れてしまったのである。命が尊いのは他人だけであると。そう誤解してしまったのである。

彼女はいつまでもラインハルトの言葉を胸に抱き続け、その願いを忠実に守ろうとした。そして自己犠牲的を厭わないような庇い方をすることに繋がっていった。
(元々彼女に名前はなく、ホオズキアカリの名はラインハルトに貰ったものである。)


いつもの彼女は平気な顔で誰に対しても煽り、馬鹿にし、見下し、ミスがあれば人のせいにする。完全に見た感じ完全にうざくて尚且つ優しくない子である。
でも本当はその感情の伝え方が分からなくなってるだけで、その言葉の裏には「守ってあげる」「褒めて」「こんなの平気だから」「大丈夫」などの本心が隠れていることもある。

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