容姿・経歴・その他メモ

身長

171cm

体重

54kg

髪

黒

瞳

灰

肌

白

項

聖痕

今日も寝て、目が覚めたら森の奥の岩の上で寝ていた。
取り敢えず朝ごはんを食べて髪を結いたい。
樵に会ったので話をすると、ここがどうやらアルディオン大陸東方という場所で異世界だということが分かった。

暫く近くの村で仕事を探そうかと取り敢えず屋敷に行った日、村が賊に襲われた。
賊は何かを探していた様だが、血の匂いを嗅ぎつけて来た強そうな魔物との戦いで退散していった。
身体に煤を塗って灰と瓦礫の奥でやりすごしていると獣も賊も村人も何もかも残っていなかった。
翌日瓦礫の上でどうしようか考えていると、この村にあるものを探しに来たと言う人に会った。
私に興味が湧いたらしく、「試練を乗り越えたならば栄誉ある我らの一員として君を迎え入れてやろう」と言われた。

「今や語られない沈黙の神話があってね。ああ、神殿で言ったらダメだよ？」
「『けれど、粛清の風が去った後、神々の心には恐怖の爪痕が刻まれていた。』」
「『神々の夜、人はその可能性を縛る枷を嵌められ、その鍵は埃の姿を与えられた。』」
「……"棄てられた神々の権能"、そう呼ばれる伝説上の秘宝がある。最近この辺りにあるんじゃないかと噂でね。」
「もし見つけらたならばこの殺伐とした渇き切っている世界で莫大な富と安全な暮らしを約束しよう。」
「さあ、どうかな？」
その人は多様性のある屍と燃え尽きた瓦礫の殺風景が広がる空を撫でてそう言った。
「分かりました、それらしいのを見つけることがあればあげますね。」と答えた。
「その興味無さそうな表情、灰みたいな目。これを聞いて心が躍らない様子……」
「おめでとう！君はたった今第一試練を通過したよ！見つけたあとそのまま物にされたら殺してでも奪わないとだからね」
「見たところ何も持ってないようだし、初期投資として4000Gを託そう」
「ありがとうございます、でも手に入れたとしてどうやって渡せばいいんですか？」
「適当に様子を見て手に入れたと思ったら僕が直接会いに行くから気にしなくていいよ」

……というわけで、冒険者なるものになった。ご飯も食べれたし髪も結えてやる気が出た。ありがとう、えー……4000Gさん。
痛いのは嫌なので戦士になることにした。
一回目。パーティーに誘われてダンジョンに向かった所、カルトチックな集団に奇襲されて相打ちの形で私だけ生き残る。
なんかごめん……。
二回目。別の人達とパーティーを組んで山に訓練しに行ったら悪魔チックな人間が強そうな村で見た魔物を連れて襲ってきた。
取引持ち掛けられて仲間に売られかけたりしたけど逃げたら落石に助けられた。ありがとう落石。
三回目。悪魔チックな人が嫌がるかと思って神官を始めたら引き取って貰えた。でも次は刺客に襲われてまた一人に。
神殿からそんなに遠くないしいいかと思ったんだけどなぁ。ごめんねみんな。
四回目。離れた森に修行にまた違うパーティーで行ったら傭兵に襲われて、そこに魔物が乱入して混乱、撤退。
全員は死ななかったけど、私を守ろうとして死んだ人がパーティーリーダーだったので解散になった。ごめん。

「お前、死徴のクモカワだろ。……最近ここいら物騒でよ、前は低レベルな魔物しかいなかったんだがな。」
「近くの村の方から唯一あんただけがここに来る前かその辺りから賊やら怪しい連中や強え魔物が増えてんだよ。」
「あんたナニモンだ？その項の見たことねえ印と、一体何が関係あるんだ。」
え、私うなじにタトゥーとか入れた覚えないんですけど……
「……近々、エリンディル大陸西方行きの便が港を出る。船賃奢ってやるからそれに乗りな」
「あ、はい……じゃあお言葉に甘えます」

幸いにも船内では何事もなく、こうしてエリンディル西方にやってきた。

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