出自：神官
エリンディル西方にある小さな村の出身。
幼い頃のロルフェリンは明るくよく笑う、好奇心旺盛な子供だった。
生まれつき日光に弱く日中はほとんど外に出られなかったが、父と二人で慎ましいながらも幸せに暮らしていた。
父親は神官であると同時に学者でもあり、特に邪神や魔族、そして瘴気による妖魔化について熱心に研究を行っていた。
「善心こそが人を人たらしめる」との信条を持ち、医療や物資が十分に行き届かぬ辺境の村で、見返りを求めずに人々を神聖魔法で癒し、持てるものを分け与え、そして神の教えを説いた。
その一方で、学者としての研究も非常に熱心に行っており、父の友人が意見を求めて村を訪れることもあった。
ロルフェリンはそんな父親のことを尊敬しており、いつか自分も父のような人になりたいと願っていた。

境遇：略奪
激化する魔族との戦争の影響は村まで届き、村人達の心に暗い影を落とした。
ロルフェリンの父は村人達の支えとなるべく奔走したが、その甲斐もなく村人達の中の猜疑心や恐怖心は止まることなく膨らみ続け、その全てが自己犠牲的な奉仕を続けるロルフェリンの父に向けられた。
猜疑心と恐怖心に支配された村人達はロルフェリンの家に火を放ち、手にした武器で父を殺し、幼いロルフェリンすらも手にかけようとして――――その瞬間。炎が全てを包み込んだ。
炎が消えた後には、灰と一人の少女だけが残されていた。

不可解な点はいくつかあったものの、村が燃えたのは各地で報告が相次ぐ"竜災"によるものと判断され、唯一の生き残りだったロルフェリンは竜災孤児としてそのまま発見者でもある父の友人に養子として引き取られることとなった。
"竜災"直後のロルフェリンは完全に心を閉ざしており、人間に対してひどく怯えるようになっていた。養親の尽力もあってロルフェリンの心の傷は少しずつ癒えていったが、その傷痕は深く、かつての快活さは完全に失われていた。


養親と共にグランフェルデンへ移り住んだロルフェリンは学問の世界にのめり込んでいき、学者として名を馳せるようになった。
同時に、養親から精霊に対する親和性を見出されて精霊魔術の教えを受け、火の魔術への高い適性を見せた。

PC名：ロルフェリン・サンドル
所属ギルド：不死鳥の羽箒
やりたいRP方向：喪失を恐れるあまり心を閉ざし独りで過ごしていた少女が、仲間との冒険を通じて徐々に心を開いていくRP（再び大切な人を失って曇っても良い）
HP：30　　防御力：3/5
行動値：8　　移動力：7　　回避性能：2D+4
切り札：メモリーコンプリート（情報判定振り直し）

命中：3D+10
ダメージ：3D+19 〈火〉属性魔法ダメージ（スペシャリストⅠ：火）

識別能力：3D+10 エンサイクロペディア

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