容姿・経歴・その他メモ

身長　　　：175cm
体重　　　：72kg
誕生日　　：??/??
利き手　　：右効き
一人称　　：俺
二人称　　：あなた、キミ
趣味　　　：紅茶(を淹れるほう)
苦手なこと：会話
好きな食物：肉
苦手な食物：紅茶(を飲むほう)
好きな：
イメソン　：Ain Soph Aur/鈴村健一
　　　　　　（曲）https://www.youtube.com/watch?v=KGUxUymj1MQ
　　　　　　（歌詞）https://www.uta-net.com/song/265786/

履歴

『刑死者』を司る、階なしの精霊。

もともとは戦争によって家を失くした戦争孤児であり、
行く宛もなく放浪しながら傭兵家業で路銀を稼いでいた流れ者だったが、
旅先で偶然山賊に馬車が襲われている現場に遭遇することになる。

フレイの手によって救われた馬車に乗っていたのは、
王侯貴族『パトリキウス家』の嫡男である"アルス・J・パトリキウス"だった。

フレイの剣さばきに見惚れ、いたく気に入られたアルスに(強制的に)連れられ、
パトリキウス家の門をくぐることになる。

その後、トントン拍子で話は進んでいき、
類まれなる剣の才能を見込まれたフレイは
パトリキウス家に仕える使用人兼アルスの教師を務めることとなる。

それから順調に使用人、そして教師としての経験を積み、
いくばくかの年が過ぎた頃、突如としてアルスとフレイは家を追われることとなる。

当初は事態が呑み込めず困惑したフレイだったが、その原因についてはアルスの口から語られることになる。

アルスは実は男性として育てられた女性であり、その事実をアルスの母が今まで
当時のパトリキウス家当主に伏せていたのだ。

アルスの母は第二夫人であり、第一夫人は不妊体質であったことから
息子を産むことができれば、第一夫人よりも優遇されるとの考えのもと生まれた子供がアルスだった。

女子が産まれたことを隠蔽するため、当主には『生まれた子が難病であるため、隔離が必要であった』と虚偽の申告がされ、アルスの身柄は第二夫人の手によって山の別荘に隔離された。

それからいくばくかの年月が過ぎ、少女として生きることを禁じられ、男子として育てられたアルスはついに本家に迎え入れられるために別荘を後にする。
そして本家に向かう途中、アルスは第一夫人の手の者に襲撃を受けることになる。
そこに現れ、アルスを救ったのが、フレイだった。

それからも、フレイの知らない場所で、
アルスは第一夫人の執拗な詮索と刺客との攻防を繰り広げていたが、
遂に隠し通すことが出来なくなったのだった。

アルスから語られた真実に、フレイはただ唖然とするしかなかった。
なぜ自分に明かさなかったのかを聞くと、アルスは弱々しい顔で答えた。

「ボクが皆に望まれる騎士であるために、キミにだけはボクが女であることを知られるわけにはいかなかったんだ」

アルスは、フレイに約束を投げかけた。

「この先、ボクにどんなことがあっても、誰も恨んでは、憎んではいけない」

と。

「その恨みや憎しみは、君の剣を重く、鈍らせてしまう。そうなっては、あのときボクを救ってくれた――最高にカッコよかった剣が、失われてしまうだろう？ それはボクにとって、命を失うことよりも恐ろしいことなんだ」

フレイにはこの言葉の真意は理解できなかったが、
主君からの命令に、頭を下げるしかなかった。

第二夫人が処刑された報せは、アルスたちが逃亡してから程なくして届いた。
それからすぐに第一夫人の放った追手が、アルスとフレイに迫る。
アルスは剣を手に、現当主に反旗を翻すことを決意し、
少数の兵とフレイを従え、大規模な兵隊に立ち向かった。
そして、フレイの目の前で敵兵の凶刃に斃れることとなる。

その後、フレイの身柄は拘束され、長い長い拷問の後に処刑された。

それが、フレイという男の一生だった。

男の魂は悔やんでも悔やみきれず、現世に留まり続けた。
長い年月を経たころ、とある精霊の手によって、
男の魂は精霊へと昇華されることになる。

精霊の体に与えられた概念は『刑死者』。
他人を恨めず、自身を戒め続けるものの名を与えられたのだった。

セッション履歴

収支履歴