マジェラニカ大陸のとある国、その王族に代々仕える庭師の一族の出。
厳しい指導を幼少期より繰り返し受けた。何度やっても上手く庭園術を扱えなかった彼女は"出来損ない"の烙印を押されることとなる。
その時から家の中では人として扱われなくなった。寝床は埃を被った物置の片隅。食事は家族の残飯。
やがて何もかもが馬鹿馬鹿しくなり家を出て非行に走るように。
喧嘩に明け暮れ、気に食わないことがあればすぐに暴力で解決した。
「あいつは汚らしい獣だ」
やはり、人としては扱われなかった。

殴り倒したチンピラがある日、大勢で仕返しに来た。
気がつけばボロ切れのようになってゴミ捨て場に捨てられていた。
オレはこのまま死ぬのだろう。ああ、糞みたいな人生だった。
「待て、人が倒れている！君、大丈夫か……！」
近づいてくる赤い男。そこで意識は途切れた。

そこから奇妙な交流が始まる。男はこの国の王族。本来であれば自分が仕えるべき相手。
だが、彼女はそれ以上を望んだ。……望んでしまったのだ。
自分のことを人として扱ってくれる、ただ一人のその男に。
ずっと側にいられれば、本当に獣から人に戻れるのかもしれない。そう、淡い期待と共に。

王宮での男の扱いは良くはなかった。自分より優秀な弟に父は王位を譲る気で、そうなれば不穏分子の種である自分は処刑されるのみだ、と。
許せなかった。この国は上から下まで腐り切っている。……こんな場所に居ては、お前の人生は食い潰されてしまう。
逃げよう。そう、提案した。
初めは拒否感を示していた男だったが、何度も何度も押せば首を縦に振った。
二人で人生をやり直すために必要な事は何でもやった。嫌いでたまらなかった庭園術の勉強も目的のためならば苦ではない。
そうして準備の末に二人は船を強奪し、マジェラニカから脱出を果たすのだった。

結局一月もしないうちに追手に捕まり、男は送還。そして彼女は生きたまま焼かれ、殺された。

『こんな終わり方は認めない。オレ達には普通の幸せを願う権利すらないのか？　ふざけるな、ふざけるな！！！』

その声が届いたのか……それとも神の悪戯か。気がつけば、レムレスとなりリエンディルを彷徨っていた。
近くに手頃な妖精が居たので憑き殺し、身体を手に入れた。勝手は随分と違うが仕方ない。

彼女の望みはただ一つ。国に囚われている自分の主になるはずだった男……
いや、そうではない。オレは坊っちゃんのことならなんでも知っている。人一倍寂しがり屋なことも、夜に眠れないことが多いことも、何をしてやれば喜ぶのかも、何もかも。
坊っちゃんは……あいつはオレのものだ。それを思い知らせてやらないといけない。

そのためには、力も金も足りない。まずは準備からだ。絶対に、取り返してやる。

PC名：アンヘル・リュクレース
所属ギルド：クオン商会
やりたいRP方向：アウトロー、血の気の多い女
HP：69
防御力：15/5
行動値：6
移動力：11m
回避性能：2D+0
切り札：《シャングリ・ラ》《リゼントメント》

《リビングガーデン》ありのため基本2回攻撃
命中：《クラッシュガーデン》5D+8　《エアリアルスラッシュ》4D+8　隠密時+1D
ダメージ：《クラッシュガーデン》5D+24貫通　《エアリアルスラッシュ》2D+16(+70)風魔法 シャープネスガーデン後はそれぞれ+12
隠密時+1D
その他支援性能：《ブーストガーデン》ラウンド1回火力+(1D+6)　《シャープネスガーデン》メジャーで味方の攻撃ダメージ+12(シーン持続)

8レベル

シャープネスガーデン5　グリーンサム4　ホーミングヒット

9レベル

グリーンサム5　シールドガーデン　ヒーリングガーデン