容姿・経歴・その他メモ

錬金術師の母とアルカードの父との間に生まれた半吸血鬼。
肌は色白く、見た目は実年齢より少し若く見える（20代後半）。腰にぶら下げた二丁拳銃を撫でつけ、ぎこちない笑顔を浮かべる男性。

母親の知的好奇心から生み出され、その期待に応える成果ではなかったため、育児放棄され、幼少期から家族との関わりを殆ど持たずに大人へと成長した。そのため一種の歪んだ承認欲求を抱えている。

また、家族との関わりがなかったため、幼少期の彼は外部の子供のコミュニティに居場所を作った。しかし、ある日とある事故から友人を庇ったことで、彼は大怪我を負ってしまう。幸か不幸か、彼の中に流れるアルカードの血の力によって、傷口は徐々に塞がり、彼は友人の無事を確認したが、彼が助けたはずの友人の瞳には、人ではないバケモノへの恐怖が浮かび上がっていた。次の日から、彼の居場所はコミュニティからなくなり、名前ではなく「バケモノ」と呼ばれる日々が始まった。この出来事が彼の欲求をさらに強めている。

現在、彼の居場所は妖魔を狩る戦場にしかない。戦場においてのみ彼の本性は明らかになる。

「Marvelous（素晴らしい）!!!　良い動きだ！相手が私でなければね！」
「神よ！ご照覧あれ！あなたの忠実な従僕（しもべ）のきらめきを！」
「妖魔は私を嫌うだろうが、私は彼らが嫌いじゃあない。彼らの倒すことこそ、私の存在価値（正義）だからね！」

本質的に彼は自分自身の価値を認めていないし、これまでの経験から認めることができないでいる。
そんな彼の存在価値を支えるのが、神（アーケンラーヴ）への信仰心であり、妖魔を狩ることで得られる僅かばかりの称賛である。

余談：彼は妖魔を狩る際、しきりに妖魔を褒め称える。これは当然、妖魔への敬意ではなく。その妖魔を倒すことによる間接的な自己称賛である。

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