容姿・経歴・その他メモ

「何が起きようと、俺達の在り方は変わらない。――邪神に与するものは全て殺す」
「…命が惜しいなら、俺に近づくな」
「一人で十分だ。…そのはずなのに…！」

概要

妖魔殺しの一族『黒点』の唯一の生き残り。邪神や妖魔を強く憎むが、同時に妖魔である自分自身を厭っている。それ故に自分の価値が滅茶苦茶低く、誰かのためなら平気で自分を犠牲にしがち。
アルカードとドルイドの力で集団に切り込む魔法剣士。

容姿・特徴

瞳：血のような赤色・感情によって瞳孔が細長くなったりする・どちらかというと切れ長でつり目がち
髪：闇のような漆黒・扱いはざっくばらんだが、ヤドリギの魔力なのかアルカードの力なのか何故かツヤツヤ
肌：陶器よりも白く、死人のようにも見える色・右目部分に長めの切り傷が残っている
その他特徴：鋭い八重歯・細身・容姿端麗な方・大体マントのフードを深く被っている・体にヤドリギを寄生させている
アルカードの特徴が強くでており、ヴァンパイアと勘違いされることもしばしばある。本人はあまり自分の美醜に興味がない…むしろそこまで自分の容姿が好きではないようだ。

性格・価値観

容姿端麗かつ口数が多くないので、初見では冷たい人柄に見える。だが、実は情深くて臆病。人付き合いは不慣れなので喋ることは少ないが、口を開く時は誰かを気遣う言葉が殆ど。邪神さえ関わらなければ穏やかで、戦いや喧嘩は避けたがる。邪神が関わったら？殺意バリバリで口も悪くなる。邪神関係者絶対許さないマン。
死ぬのは怖いし、叶うなら傷つきたくないので慎重派。だが、誰かを守るためなら滅茶苦茶な無茶はするし、自分に不利益が来る位なら問題なしとして行動する。「普通の人々・その他種族>>>超えられない壁>>>自分>>>>邪神関係」という価値観のため。自分が怖がられること・疎まれることを普通のことと思っているし、それ前提で行動している節もある。実際に町や神殿への滞在は最小限にしているし、神殿の宿泊所は使わず野営していることが殆どだった。現在は宿泊所は利用できるようになったが、ベットで寝ることやぐっすり眠ることはまだ難しいらしい。ずっと警戒態勢を解いていなかった弊害。
自然にあふれた場所・静かな場所がが好き。人の笑顔も好きだが、怖がられることを恐れて遠目から見ている。

『黒点』について

太陽神アーケンラーブの加護により、陽の光の下で生きられる代わり“妖魔殺しの妖魔”となった種族：アルカード。その中でも最も悪名高かった殺しの一族が黒点。黒点は「与えられた使命に最も忠実」なアルカードが生まれやすく、邪神や妖魔へ無慈悲すぎるほどに殺意を向けているものが殆ど。一族それぞれが鍛錬を積み、様々なやり方で妖魔を狩る。非常に優秀な一族だが、手段を選ばないような者もいるので顰蹙も買いやすい。妖魔から憎まれるのは勿論のこと、妖魔であることから人にも憎まれ、殺されることもある。そういったことも重なり一族の数が少なく、殺されることを避けるために詳細等を秘匿し内にこもる→さらに噂に尾ひれがつき、憎まれるという負のループが起きていた。故に一族・家族は彼らの唯一の寄る辺であり、結束力や仲間意識は非常に高い。
数年ほど前、妖魔の謀により同時に人間・妖魔の襲撃を受けた。数の暴力やガチガチに妖魔対策がされた軍勢には優秀な一族であっても耐え切れず、大きな奮闘の後滅亡。黒点は滅び去った…

…と、思われていたが、唯一の生き残りがいた。それがクロードである。一族内でも若手であったこと、両親が本来は非常に穏やかな質であった彼を別の場所で生かしたいという願いを抱いたこと…これらが重なった結果、一人逃亡させられ、それが成功してしまったのだ。一族全てを失ったクロードは、たった一人で生き続けることになった。

…実は黒点の一族は精神的に弱りやすい面がある。「己もまた邪神に与するものの一部である」という現実に、彼らの本能が拒絶反応を示すのだ。本来はそれらを一族で受け止め、共に克服していくのだが…妖魔を始めとする彼らを憎む者達によってそれを奪われたクロードはその道を選べない。現在は過剰なまでに妖魔を殺すことで何とか精神の安寧を図っているが、これは「自らを認めて欲しい」という承認欲求の裏返しである。無意識のうちに精神をすり減らしつつ、それでも使命に忠実に生きるなら「認めてくれる誰か」が必要なのだ。…最もその誰かも狙われ続ける存在になることを恐れて、クロードは「自分一人で十分。着いて来たって足手まとい」のスタンスを崩さないが。

能力

基本ははナイフ一本で相手の懐に潜り込み切りつけるというもの。非常に身軽かつ1体多が得意なので、相手を翻弄するトリッキータイプと言える。また、マントの内側に自分だけに馴染むようにしたヤドリギを宿しており、戦闘時の興奮に合わせてそれらが力を与えてくれる。一応本人の意志に従って周りにその力を分けることもできるが、ほとんど使われていない…今は。

とある妖魔の砦に囚われ、その場の冒険者と共に脱出したことがある。彼らが非常に好意的であったため、今まで避けがちだった町への滞在に少しずつ挑戦しているようだ。

おまけ

キャラクターイメージソング：「朝が来る」/Aimer

メモ：一般スキル候補…見つけて追いかけることに特化させる？
トラッキング・リサーチ・エリアサーチ・ファインドトラップ

履歴

2022/11/17　牢獄からの脱出　成長点:15　GM:モカ様　PC/PL：カエデ・イツキ/Ren様、メリッサ=D=グランシュトローム/アランチア様、シューゾ/闇に飲まれた様

仕事中に運悪く妖魔に捕まり、砦に監禁された。その場にいたメンバーと協力してなんとか脱出した。
実験を試みていた魔族は、調査に来ていたシャロンが弱体化してくれたので何とか倒せた。でも２割は戦力集められたし、他のところでも試みるつもりのようだ。神殿に情報を渡しておいた方がいいだろう。行商人のフィルボル一人は助けられたが、もう一人は間に合わなかったのが悔やまれる。
自分が妖魔だと分かって、あそこまで気にされないのは初めてだった。…こういう人がいるなら、町や神殿にもう少し長く滞在してもいいのかもしれない。

セッション履歴

収支履歴