容姿・経歴・その他メモ

「はじめまして、玉 美常です。あ、東方の出だから美常が名前ね。よろしくお願いします」

「こう見えても、家事よりは力仕事の方が得意なのよ。元とはいえ海の女、なめないでくださる?」

「ご迷惑をおかけします…… なにせ、腕っ節以外は鍛えてないもので」

「悪事を働く者がのさばり、そのせいで善民が馬鹿を見る…… 困ったことに私、こんなザマを見せられると叩き潰してしまいたくなる性なのよ」

　所謂ビキニアーマーに似た大胆な鎧を纏い、身の丈程もある四爪錨を軽々と振り回すサハギンの美女(ただし魚のため胸は極めて貧相)。水の魔法を補助として使うことで遊泳法を再現し、踊るようで揺蕩うような趣ある動きから強烈な一撃を放つ。今のところこれといった目的は無いが、困っている人はとりあえず助けたい。
　一言で言えば「清楚な海賊」。丁寧かつ控えめで常に微笑みを絶やさない、掴み所の無い性格をしており、生真面目で他人に流されない芯の強さも併せ持つ。一方で、優しさがサバイバーズギルトで拗れ、困っている人を見過ごせない悪癖となってしまっており、周りが見えなくなることもある。自身の過去については“語るべきではない”としており、露骨に話題を逸らそうとすることも。なお、鮮やかな鱗と大胆な服装のせいで遊び人に見られてしまう点と種族柄貧相な胸を気にしているが、その服に関しては全く変えようとしない。
　ある大規模掃討作戦にて、仲間への被害が甚大だったために依頼を中断して以来、自分の在り方に悩んでいるようだが……?

履歴

「私、時々わからなくなるの」
「私は、ちゃんと正しいことをできているのか。もしできてるなら何故、あの時私たちは滅んだのか」
「……何故あの時、怖気付いて逃げ出した私だけが生き延びているのか」

　東方に流れるとある川の上流を拠点とする、悪人が所有する船を襲う義賊の海賊団のクルーの下に生まれた彼女は、船乗りとしての訓練を積む一方で、戦闘員として前線でも活躍した。女性であるにも関わらず、その破壊力は“セイレーン(物理)”や“荒波の白狐”などの異名で恐れられていた。当時から愛用している鎧が大胆なのも遊泳の邪魔にならないため。
　しかしある時、政府によって拠点が特定され掃討作戦が行われてしまう。夥しい数の政府軍に恐れをなして戦場に出れなくなってしまった彼女は仲間の手引きで逃げおおせることができたが、残った海賊団は全滅。後悔と悲しみを背負ったまま西方へと逃れた。
　現在、彼女は冒険者として活躍している。亡き仲間たちの意志を引き継ぐため、はたまた掃討作戦の二の舞を起こさないために。しかし、その誓いに反して撤退を余儀なくされたことで、その信念は綻びを見せ始めている。

セッション履歴

収支履歴