容姿・経歴・その他メモ

50cm程度の身長で、美しい翼を持った光の妖精(スプライト)。
妖精、特にスプライトとしては珍しい事だが、その性格は暗い。
だが冒険には憧れを持っており、冒険者として第二の生を歩むことを望んでいる。

PL：カテナ


RPメモ
残業で擦り切れた終電帰りのOLっぽい疲れたRPでいきます。基本タメ口。ため息吐きがち。強く頼み込まれればなんでもしてくれそう。


【出自：傭兵】
　気が付けば戦乱の中だった。私は帝国との小競り合いで幾度か名を挙げた同盟の傭兵団に飼われていたのだ。妖精である私には人間同士の殺し合いに意味があるなどと当時は思わなかった。ただ何も知らなかった私は、周りの人間の怒りや恐怖、殺意、そして後悔ばかりを知った。人間らしさ、とでも呼べばいいのだろうか。それが徐々に育っていった。
　ヒューリン社会の戦争。その道理が分かったのは、既に自らが癒した者達が、多大な屍を築き上げた後だった。こんなことが正しいことだろうか。だが、この殺戮の先へ進まなければ、今まで殺されてしまった者達の魂が浮かばれることもない。妖精は、ただ怨嗟の中で流されていった。

【境遇：紛失】
　戦争の形態が変化していき、傭兵団は徐々に居場所を失っていく。そして遂には戦地を離れ、ならず者の群れへとなり下がってしまった。同盟、帝国を問わず村々への略奪行為を行なう日々。渇いた日常の中で、やがてこの妖精は心を失くしてしまう。最初から人間の心さえ持たなければ、こんなに悲しい思いをすることもなかっただろうに。

【目的：憧憬】
　ならず者の集団を離れ、擦り切れた精神のまま数年の歳月の果てに妖精は北方へと辿り着く。そこは古き王都グランフェルデン。酒場で楽しそうな冒険譚を話す者達を見て、強いあこがれを抱く様になった。私の心は、もしかしたら冒険の中にあるのではないか。そう感じずにはいられなかったのだ。
　止まっていた心臓と、時間が動き出した気がした。今、新たなる生が始まろうとしている。

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