(無理解/インターネット/新目標)
元・化学薬品メーカーに働くエンジニア
実験用に使うサンプルを調合する仕事に従事していた。
決められた手順通りに決められた薬品をただ作り続けるだけの仕事で、個人が突出する事などもっての外。
本当はもっとアクティブに活動したい、という思いを抱えているが、仕事では一切発揮出来ない。
抑圧された鬱憤を発散するべく、Vtuberとしてライブ配信をするのを密かな趣味にしていた。
（Vtuber・・・冒険者Vtuber「アスカニオ・ニトログリス」）

ある日、出勤中の電車で昨日のアーカイブを確認していたところ、関連動画をうっかりタップしてしまう。
気が付くと牢屋の中に転移していた。
よく分からずにいると、小さな少女(パニーちゃん)が新しく入れられる。
暫くはおびえ切っていたが、飴ちゃん(三〇矢サイダーのやつ)で打ち解ける事に成功(？)
少女に渡されたショートソードを手に、見よう見まねのピッキングで牢を出る
脱出した所で盗賊に見つかり、攻撃を受けるものの鞄でガード
合流した冒険者の説明からアルケミストの力が宿っている事に気付く

先の一件で攫われた人たちも無事救出し、住む場所の問題も解決したが、
サンドワームと対峙した際、チーム全員が大ダメージを受けたことが心に強く残っており
次は素早くみんなのフォローが出来ればと思い、アルケミストの力を活かせるポーションを買い込んだりした。
あと、前回のサンドワーム戦で発見した船の中から故障したマシンアーマーの残骸を発見。
現世の知識とアルケミストの力を活かして復旧に成功した。

転生直後に巻き込まれた事件も一段落し、これからの事について想いを巡らせる。
現世に未練がないわけではないが、今はまだ、仲間の力になりたいという気持ちが強い。
大手を振って現世へ帰れるように、冒険をしながら帰還の術を探ろうと決心した。

成り行きから挑戦することになった帳簿探し、もといダンジョン探索。
最奥に潜んでいたネクロマンサーとの戦闘にて、壁役としての役割は全うするものの
起きては戦闘不能を繰り替えす羽目に。
ダンジョンを出る頃にはヘロヘロになってしまっていた。
今回の一件を受けて、自分もダメージを出して火力支援をするか、
より守りを固めて仲間を守ることに注力するか悩んでいると
泉の女神アエマ様より天啓を受けた。
曰く「降りかかる驚異の尽くをその身に受けて友を護る物部を、ささやかながら支援したい」との事。
癒しの加護を得た物部は、守りを強化する方針に舵を切った。

前回守りに舵を切ったことで、今回はダウンせず戦い抜く事が出来たぜ！範囲攻撃への対処はまだ難しいけど、ゆくゆくは対応できるようになりたい。
アエマ様へのお祈りついでに感謝の気持ちを念じた所、「来訪者の帽子」が市場で売られていると教えてもらう。
早速購入し、ギルドハウスの工房でHPポーションを作成した所、HPポーションの材料でEXHPポーションの上回る代物が爆誕した(?????)

それはそれとして最近工房に籠りがちなので、そろそろ外で誰かとコミュニケーションをとりたいと考えている。

オーガの部族で流行り病が蔓延していると、ゴブリンの子供「ブータ」から知らせを受ける。
錬金術の力と地球の知識を総動員して救助を試みる。

しかし、どうにも治りが悪かった。栄養失調も併発していたのだ。
同行したチサに狩りを任せている間に、栄養失調ならば、と栄養ドリンクを調合に加えてオーガ達に与えた。
効果は覿面、オーガ達はみるみると回復していった。
思い入れはあったが、鞄の底で眠っているだけというのも悪いと思っていた所だったのだ。
これで良かったと思いつつ、元の世界にいた証拠が1つ無くなった悲しさも少し感じていた頃、
瓶から声が聞こえてきた。

デナイケイト、という神様からの天啓だ。
種族の壁を越え、自身の大切なものも差し出す精神に感銘を受けたとの事。
栄養ドリンクの空き瓶に加護が宿り、神器と化した。

・デナイケイトの秘術
シーン1回、イニシアチブプロセスでポーションピッチかマグニフィケーションを行う

瓶にポーションを詰めれば、隠された真の力を引き出せるのだそうだ。
「地球から来た自分にしか成しえない事が確かにある。それは逆もまた然り…って所かな」
この世界で誰かの役に立ち、こちらの世界で体感したものを地球で活かす。
健心は目標を新たに、また一歩前へと歩みを進める。

追記：クランベルスタイルの効果を間違えて覚えており、
帳尻合わせとしてデナイケイトの秘術に効果を追加してもらった。
次に新しくPCを作成して冒険する時は、正真正銘のグラディエーターをやりたいなぁ

冒険の中でより一層成長する中、
パニーちゃんたちを攫い、暗躍する輩の存在も徐々に浮き彫りになっていく。
これからより一層戦いが激化するだろう。更に防御を固め、万全の体制で挑まねば…。
今まで弱かった範囲攻撃と魔法攻撃に対する強化を重点的に鍛錬しよう。

今回の防衛線では、デナイケイトの秘術が大いに役立った。
守りに特化した技術ばかりを磨いてきたが、デナイケイトの秘術があれば、より多角的に支援出来るだろう。
折角の機会だ。ポーションによる支援を強化するため、再度アルケミストの技術を学ぶのも良いかもしれない。

今回はエルクレストカレッジにて数年ぶりの授業を受けた。
授業の一環として生徒とバディを組み模擬戦をする事に。
前衛はいつも通り自分が担う為、後衛から攻撃が出来る人と組むのが良いと考え、
ヴァーナにしてメイジ/サモナーのオーレ・アルビフローラ君とタッグになった。
ヴァーナの俊敏さを活かし、使い魔と共に高火力の魔術攻撃を先制で放てるオーレ君のスキルには目を見張るものがある。
トーナメントではチサの火力に倒れてしまったが、バディのサヲリさんを一撃で沈める活躍を見せてくれた。
これからの成長が楽しみな子だ。
ただ、冒険が激化するにつれ、敵への対処が「やられる前にやれ」に偏りつつある現状、
パーティーメンバーに頼らずとも戦果を出せれば…と思い詰めていた自分にとってはやるせない感じ。
そんな中、レニとバディを組んでいたアンヘルさんと仲良くなり、モンクのスキル「ソウルバスター」を教えてもらった。
壁役に徹しつつ、いざという時にカウンターで大ダメージを出せる、自分にピッタリのスキルだ。
世界が違っても、学校は貴重な経験が出来る場所なんだなぁ。

白虚相手に満身創痍になりながらもなんとか勝利。持てる力を全て出し切って戦った。
次に同じような相手に戦った時、より有利に戦えるようにするにはどうすれば良いだろうか。

100ダメージ越えの連続攻撃はさすがにしんどい。
インバルネブラルが2回とレニのアフェクションがあるとはいえ、もう少し何とかならないものか。
白虚の能力により、命中が低い自分では火力支援が全く出来なかった。
ボルテクスアタックが当てられれば、じり貧になる前に戦闘を終わらせられたのではないか。

火力支援はアンヘルさん直伝のソウルバスターを使ったなと考えた所で、オーレ君の事を思い出した。
オーレ君は使い魔である2匹の狐と連携する事で、破格のダメージを出していた。
それに、攻撃は使い魔に担当してもらって、自分は味方の支援をするという事も出来るのだとか。
自分の身一つで足りないなら、自分も使い魔召喚とか出来ないかなぁ。

ヒントを得られないかとオーレ君に手紙を出してみたら、
"テイマー"が操るサーバントを入手できる場所を紹介してもらった。
紆余曲折あったが、狐のサーバントを入手。「サクラ」と命名。
まだ力不足で局所的な支援しか命令できないが、それでも十分心強い。
これからが楽しみだ。

サクラの初陣、大成功！
若干怠けているところはあるが、要所要所でしっかり活躍してくれた。
オーレ君にお礼の手紙を送っておこう。

今回の戦いで称号スキル「金剛不壊」を習得。
今までただ真っすぐ盾を構えるだけだったが、攻撃を見極めて的確に体を動かすことで、
防ぎきれなかったダメージにも対応出来るようになった。
成長前でも防御力が発揮される攻撃に対しては殆どダメージを負わなかった。
これでさらに盤石な守りになっただろう。

かなり強くなった自覚はあるが、ここまで強くならなければいけない相手と対峙する、という事でもある。
油断せず万全の態勢で臨みたい。
サクラに防御面でもサポートしてもらえるよう、練習しておくか。