容姿・経歴・その他メモ

フェン（ފެން、ディベヒ語で"水"）


｜精励恪勤な《まじめにはたらく》船乗りの魔法使い。副業に半ば鍛錬として冒険者をしている。
今回は、そんな彼女の生い立ちについて説明しよう。

　神聖ヴァンスター帝国ドゥルガーラ、海賊たちの多い孤島の街の外れで産声を上げる。両親の仕事は一言で言える分かりやすいものではないが、各地を海路で放浪しながら何でも屋をしていた。専門性の高いものはその道の業者に話がかかるだろうが、そうでない難易度の低いが海洋交通の面で手間のかかる依頼をこなすことで生計を立てる。内容には戦闘、捜索、護衛なども含まれるが、商談・交易etc...、商人｜紛《まが》いの活動が主である。仕事柄様々な背景を持つ人と触れ合う両親は、あまり海賊たちと馴染みのない魔法使い系の人物とも縁があった。彼女は幼い頃より海賊たちに囲まれ彼女もまた船乗りになりたいと考えていたが、仕事の話を両親から聞いているうちに、魔法使いという生き方に興味を持った。

　少年期、彼女は親元を離れ、両親のツテの知り合いの知り合い……を辿り、とある魔女に師事することになる。彼女は見習いとなった。その魔女は見習いと同じく放浪を主としていた。陸路ではあるものの。その魔女は主に行商人の護衛を行なうことで生計を立てているのだが、行商人や旅人に多く信仰されているのが"水流の王"マリッドである。

魔女もまたマリッドを人並みに信仰しており、見習いの使う魔法や将来のキャリアプランと相性も良いことからその儀式や習慣を見習いに教えた。魔女と言うと研究熱心で頑固者であるイメージも少なくない、が、少なくとも彼女についてはキチンと見習いの性質や長所・及び将来の職業選択を踏まえて適切な指導ができる魔女であった。これもまた見習いの両親のように、旅をして様々な人と巡り合い、人生の選択肢を幅広く見てきたからであろう。

　幾つかの年月が過ぎ、見習いは独り立ちして魔法使いとなった。教えることが何もなくなったわけではないが、魔法使いとして専門性を高めるよりは海の現場に実務経験を積んだ方が彼女のためになるという、魔女たる師の判断である。

　現在は船付きの魔導クルーをしている。特定の商業団体に属しているというわけではなく、依頼を受けて船に同乗する。もちろん、贔屓の依頼主はあるが。彼女の仕事内容は戦闘に限らないし、むしろ戦闘はあまりしない。（それもあって冒険者として戦闘を行ない、鈍らないようにしている節もあるが。）水の魔法を用いて波を操り航海操舵の細かな調整を行なったり、身体強化の魔法によって索具作業や甲板修理の効率化を行なったりしている。水の魔法を使用して走行の調整を行なうのは、海洋生物にとって水の魔法に比較的耐性を持つことが多く、その衝撃によって大きなダメージを受けることは少ない。すなわち、海洋環境を保全と安全な走行を両立しやすいためである。他には、頻度は少ないが、船乗りとしての知見を活かした航路助言等を行なう航行コンサルや万一海賊と遭遇した場合の交渉を行なうこともある。海上戦闘を回避する、というのが彼女のやり方だ。ドゥルガーラにルーツがあり、フィンジアス島唄を歌えることで親近感を持ち、話を聞いてもらえることも珍しくない。
　海賊や船乗りのノウハウは主に白兵戦向きで、また体力のケアも神官の仕事であるという市場において、（神聖魔術以外の）魔法が使える船乗りという人材は、それなりに貴重で需要があるという。

　冒険者としては仲間と連携をとる戦い方を好む。本業もそうだが、戦闘をメインに据えるよりも事態解決に向けて柔軟に対応する方が性に合っている。

履歴

やりたいRP方向：真面目でちょっと柔和。
HP：59
防御力：10／9
行動値：8
移動力：8m；2Sq
回避性能：3+2D；10
シナリオ札：《リゼントメント》1 《スペシャリストⅢ》1
シーン札：《ファインディング》1 《水の氾濫》1

《ウォータースピア》
命中：12+4D；26
ダメージ：41+4D；55 これに《ブーストマジック》が乗って62とか。
軽減性能：
《フィンジアスソング》5；自身以外に15軽減。
回復性能：
《リリーブ》ラウンド1回BS回復。
支援性能
《フィジカルエンチャント》3→主にミドル用

セッション履歴

収支履歴