容姿・経歴・その他メモ

「罠と先制攻撃は僕に任せてください！確かに先輩たちに比べたら子供ですけど、ちゃんと活躍して見せます！」
「はぁ!?最初っから必殺技は芸がない!?知らないですよそんなの！効率優先です！」
「ちょっ・・・！酒を飲ませようとしないでください！未成年なんですけど!?子供扱いしないでってのはそういう意味じゃないです！ああもう、会長も笑ってないで助けてください！会長!?」

見た目はヒューリン換算で六歳程度のフィルボルの子供。
基本的に下がり気味な眉がチャームポイント(ただし見えない)
フィルボルとしては珍しく引っ込み思案で他人行儀なところが目立つが、根はフィルボルらしく楽観的でけっこうすぐ懐く。
子供扱いで優しくされると、表面上大人ぶるものの内心嬉しくなっているタイプ。
奇想天外な行動をしている人にトコトコついて行って、よく分からない生産性のないやり取りをするのが好き。

戦闘スタイルは範囲攻撃アタッカー兼デバッファー。
クライマックス戦闘以外ではその範囲殲滅力がいかんなく発揮される。
また、それに加えてクライマックス戦闘では高い行動値と範囲攻撃性を活かしデバフを撒きちらす。

責任感は強めだが、一時の感情や好奇心に負けることが多々ある。
しかし根は合理主義者であり、シリアスな場面ではある意味冷徹な対応をすることもある。
才能や幼さもあって知識は少ないが、意外と思考力自体は低くはない。
同じフィルボルであり魔術師である「会長」に尊敬の念を向けており、少しでも近づくために住み込みで働き始めた。
ただ、魔術師になる気は今のところなく、自分とは別の道だと受け入れている。

以下駄文

(【静寂の街】後に追記)
というのは嘘ではないが、完全に正しいとは言えない。
性格はまちがいなく善。一般的な感性も持ち合わせている。
平凡な家庭で平凡に育てられた、フィルボルの子供なのは事実だ。
だが、平凡に育てられたとて、それが一般的であるとは限らない。
世界が狂気に侵されているのなら、平凡こそが異常なのだ。

(【解けぬ紐】後に追記)
《普通だと思っていた環境は異常で、父との関係性も平凡とは言い難いものだった。
それでも薄氷の上だとしても、父とは平凡で正常な関係であれたと思う。
きっと関係を続けていく上で重要なのは、信頼を得ることでも全てを理解することでもない。
『今の関係性を大切にしたい、続けていきたい』という願いこそが繋がりを維持していくんだ。
そして変わらないものなんてない、だから無理やり水流を作り出す必要なんてない。
それは停滞じゃない、時の流れに沿うようにして水は勝手に流れていく。
それがどんなところに流れ着くのかは分からないけれど、信じてみよう。
少なくとも流れ着いた先の景色は、きっと本物だから。》
ぐちゃぐちゃに絡まった紐のそのはじっこを、自分のはじっこの紐で結ぶ。
きっと揺らぐこともあるだろう。悩むこともあるだろう。
全てを紐解くことはたぶん不可能なんだろう。
だからはじっこだけでいい。
離さなければそれはいつか本物になるのだと、彼は信じることにした。
その紐が少しだけ解かれるその瞬間に、決して解けぬ繋がりであれるように。


・「河崎」のことはかなり気に入っていて、ギルドで見かけると後ろをちょろちょろしていることも多い。
『先輩』とだけ呼んだ場合、単体を指しているなら彼のことである。
というのが、『静寂の街』の前までの話だった。
『解けぬ紐』後は仲直りして以前のようなやり取りをするようになったものの、以前の兄に向けるかような目は一切無くなり、他人としてのパーソナルスペースを保つようになった。
距離が近づいたのか遠のいたのかは諸説あるが、『友達』と言える関係性に近づいたのは間違いないだろう。
・「ハリ」に関しては懐くというよりは尊敬の念が強く、頼れる先輩だなぁとしみじみ感じている。
シーフの先達として、成長の方向性に大きな影響を与えた。
・「イリアス」については戦闘では頼もしいけど普段は頼れない人として認識している。
でもいい人なのは間違いないので、まずは誰かに自分から頼れるようになってほしいなぁと密かに思っている。
なお、互いに理由もなく頼ることのできない人たちが先を譲り合っているだけなので、完全にブーメランである。
・「ディステル」は同期であり同じ後衛でもあるので、純粋に仲良くしたいなぁと思っている。
人を頼る言い訳のためにアイラは先輩や後輩などといった関係性を重視する傾向があり、その点でアイラ側としてはタメ口を利く仲になる可能性が一番高い。
・「クッキー」に関しては親の知り合いが貴族なこともあり、そっち系の人なんだろうなと薄々察している。
いい人なのだとは思うが少しズレていて見ていて面白いので嫌いではない。
が、時折見せるドライさは少し受け入れがたく、『静寂の街』ではそれが最悪の方向に嚙み合った。
・「ユーリ」については本人というよりかは親経由で浅からぬ関わりがあるようで、一定の尊敬と線引きをしている。
何をしているかも良く分からないし、何を考えているのかも良く分からない変な人。
たぶん大したこと考えてないと思うよ。
最近、自分が実家で見ていた『Type09』とユーリがある意味別物だという事を知って、いつか確かめようと決心している。
・「会長」と友達になりたいと強く思った。
気づかなかっただけで、きっとこれがこのギルドでの原初の思い。
でも薄々そうはなれないだろう事を察している。
それでもいつか。

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