容姿・経歴・その他メモ

「さぁミラーカよ、正義を為す為、無黃なる民たちの英雄と成る為、いざ駆け抜けようぞ！」
「また独りでに荒ぶってるし…ロッソさん、もう少し落ち着いて下さいよー」
流れの冒険者まがいの旅人。アルディオン大陸出身のヒューリン（半分アルカード）。
身の丈とほぼ同じ長さの、どこか古臭い黒ずんだ槍「ロッソ(さん)」を携えている。物心付いた時から一緒らしい。

本人は優柔不断な事無かれ主義者。面倒事は仕事の種だけど無い方が良いと思っている。
趣味は各地の食べ歩きと寝る事。体の丈に合わない軽度にはよく食べるし、どこでもすぐ寝れる。少し自慢に思っている。
本人含め一族にアルカードの血が流れていることはわかっていない。ただ良くないものだということはなんとなく分かっている。

しゃべる槍のロッソは自信満々な性格。困っている人は見過ごせない性分で、度々トラブルの種になっている。(その度ミラーカに「これも正義を成す為の試練である！」と無茶振りかましている。)
語りたい事がある時や、感情が高揚した場合短時間だがミラーカの身体を乗っ取れる(ロッソが身体の主導権を持っている時は目が紅くなる。あと喋り方で大体わかる。)
一族に代々受け継がれてきた血族の善き朋を自称しており、そこはかとなくミラーカを導きつつ振り回している。
価値観が大分古風で、現代に着いていけないこともしばしぱ。

[出自]
幼少期からほぼ天涯孤独の身であった。
父親は遠い何処かから大陸に流れ着き、母と結ばれ自分が産まれた。
母は自分を産んだ時亡くなっており、父親も幼い頃自分を残して何処かに旅に出ている。
冒険者である父が残した、自分にしか声が聞こえない不思議な槍であるロッソに育てられたらしい。
(だいぶ厳粛だった用で、育った街から遠くに出して貰えなかったらしい。)

ミラーカが自分の出自を知ったのは成人前の18の頃、ロッソが始めて教えてくれた時らしい。
「君の父は、君の一族に流れる血にこびりついた呪いを解くため、正義を成すというその血族に定められた宿命の為、宛のない旅に出たのだ。」
「私は君の父の代わりに、立派に育てたつもりだ。後は、君の決断に任せる。」
「君に流れる血の呪いと宿命に殉じ、父と同じ旅の道を辿るか、民として普通に生きるか。君が決めるが良い。」
血の呪いだか宿命だか知らないが、子供を置いて独りでふらふらと旅なんぞに出た父を一発殴るため、ついでに今まで見られなかった外の世界を見て回るため、ミラーカは育ての親(憎いあん畜生の手掛かり)片手に、外の世界に旅立つのだった。

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