刀が好きだった。
金属を焼き、叩き、鍛え上げる過程そのものが、鍛冶師と刀との対話であり、数百年にわたって技と心が受け継がれてきた証。
一本の刀には、造り手の誇りが込められている。曲線の美しさ、地肌の揺らぎ、刃文の煌めき――それらは偶然ではなく、精緻な必然によって形づくられた結晶なのだ。
欲しい。そう熱望していた。
しかし、彼のいる世界では刀鍛冶はほとんどおらず、過去のものがわずかに流通する程度だ。当然価格も吊り上がり、僕が必死に何年も働いた給料を全て費やさなければならなかった。
だから涙をのんで諦め、博物館に通ったり、材質の違う模造品で我慢してきた。

最後のことは思い出したくない。自分が死ぬところを思い出したい奴なんてそうそういるわけもないが。
とにかく、僕はどうやら異世界転生というやつをしたらしい。
気がついた時には「ジェルボア」という種族の姿になっていた。
背は低いし、逆関節だし、もふもふしてるし。最初は全く慣れなかったが、1年ほどかけてどうにかした。
その間にこの世界のこともなんとなく理解できた。僕の居るところは、エリンという世界のエリンディルという大陸、その東方にあるダイワという国だ。この国の文明様式は昔の日本に酷似していて、刀を佩いた侍を何度か見かけたことがある。
そう。刀だ。
前世で愛してやまなかった刀。手が出ず、苦い思いをさせられた刀。遠い存在だった刀。それが、この世界ではこんなにも身近にある。
それだけで僕にとっては十分だった。

刀を集めるだけではなく、剣術を学んでみた。外敵の存在する世界だ。刀と共に戦場を駆けるのもいいだろう。
そうして侍としての技術を習得した僕に転機が訪れる。
ダイワの外から商人がやってきた。彼はエリンディル西方の品々を運んできたと言っており、その中には西洋剣や斧なんかもあった。
嬉しい誤算だった。剣や斧、そして槍にも、刀とは違った魅力がある。
欲しい。そう思った。
商人に頼み込んで、エリンディル西方へ随行させてもらうことにした。
この世界には、僕の知らない武器が沢山ある。その未知との出会いを見逃す手はない。
———そうだ、折角だし侍っぽい喋り方にしてみようか。その方がかっこいいかもしれないな？

PC名：トウマ(刀真)
所属ギルド：
やりたいRP方向：演技時と素のギャップ
HP：143
防御力：33/9
行動値：9
移動力：15m
回避性能：2D
切り札：《ボルテクスアタック》《キャッチアウト》《スタイル:シンエイ》《パーフェクトボディ》《バイオレントヒット》《フルスイング》(刀魂：火の効果込みで+42点)

命中：4D+18　+1D(バーサーク)
ダメージ：5D+45 +15(バーサーク)　+14(アームズスペシャリスト) +10(スマッシュ) +31(ホリポン) +19(ファイアスミス)
　　　　　5D+109(バーサーク+ラウレンツバフ込)
　　　　　　
カバー性能：カバームーブ3枚　パラディオンII

軽減性能：《トゥルーアイ》万能19点(刀魂中は24点)　《ウェポンガード》物理19点(刀魂中は24点)　《パラディオンI》万能8点

君には昔、別の世界で生きてきた記憶がある。
その世界はエリンよりも遥かに優れた科学文明をもっていた。
昔のキミは災害に巻き込まれ、亡くなってしまった。
しかし、今はエリンで冒
険者として活動しており、過去は過去と割り切っている。

しかし、天を巡る巨星を見たとき、キミは過去を思い出すこととなる。

定住せずにエリンディル西方を転々としながら各地の神殿、武器屋を巡っているため。