他の大陸で敵から逃げた先が海が下にある崖であり、一か八か崖から転落した後気が付いたらこのエスタ島に流れ着いていた。
生き延びた幸運に安堵しラッキーと思いつつも、この島の掟を聞き一生戦い続けることはごめんだと思う。
基本的に相手を転倒させて逃げるスタンスであったので、面向かって戦うことは嫌い。
島からは逃げ出すと決めており、具体案を考えてはいる。
逃げることは考えているが、外の世界で何から逃げていたのかは転落の衝撃で忘れている。

いいとこの学者の家に生まれエネミーの知識を子供の頃から英才教育で覚えさせられていたが、その家が没落。知識だけは残ったが家や資産はほとんどなくなった。両親も生きてはいるが学者として生きる以外にはできず、自分が冒険者として稼ぐしかないとなった。
ただ、少し聞きかじった魔法でしか戦う術を持たず、唯一役立つのはエネミーの知識。それ故に自分が大丈夫かどうかを常にまずは判断するようになった。
いつかは逃げるではなくどんな敵も倒せるようになりたいとは思っている。

特権階級へとなる事。島から出るか出ないかは外の世界の事を知ってから考える。

真人に従う道を選ぶ。
そもそもこの島にきたくて来たわけでもないし、外に出ても何かに襲われるのがわかっているのでそれぐらいなら生き残れる道として真人に従属する道を選ぶ。