ダイワ群島国・チョウカ藩・御庭番衆麾下密偵衆・通称『長耳』所属のサムライ。

シンクロウが所属する『長耳』は乱波の集団だが、彼女は主に討ち入りに重用されていた。
頑丈な体と地精の力を借り、より防御を固める呼吸法を使った、もっぱら怪我を省みぬ智慧捨て…もといチェストを得意としていたからである。

しかしこの度、「お前まちっと密偵っぴゃあこっさ覚んば、こんままならずっと鉄砲玉ばい」と上司に窘められ、とある任務を与えられた。

天下のオオドに仇為す犯罪集団『アラカセギ』から離反者が出た。
彼ないし彼女が古巣の手の者に始末される前に接触を果たし、内部の情報を持ってこいというものだ。

ダイワはマジェラニカとも国交が厚い。どうやらその離反者は船に乗って遠方への高跳びを画策しているらしい。
乗船までに間に合わなければ最悪時間は掛かっても構わない、お前も船に乗ってでもこの任務を是が非でも果たされよ――

そういった命を受けたシンクロウは、果たしてマジェラニカ行きの貿易船に乗り込む。（この時点で乗船前の接触に間に合ってないが）

そして…………

■地の呼吸『土着相気流』
大地に座す巌の如く堅固な気を宿す。
「うぇい！」と丹田に力を込め、仲間を護れば"てんあげ"となるだろう。

■我流剣技『卍飛燕』
卍の字面の様に大きく回転し、周囲を薙ぎ払う。
巻き起こる風は飛び立つ燕の如く鋭く速く、吹き飛ぶ敵は"ぴえん"と泣きっ面になるだろう。