幼い彼女は、師匠の元魔導銃についていっぱい教わっていた。
師匠はとっても有名な人で、強い人だった。
同時に、敵も多かったらしい。

ある日、彼女は突然罪人として連行される。
親は逃げた、師匠も咄嗟に身を隠した。
でも、彼女にはそんな器用なことができる知恵がなかった。

ショックを受けた彼女は、著しく視力が低下する。
失明したわけではない、しかし、精神的ショックによって見える世界はとてもボンヤリになっていた。

釈放された彼女がいた土地は、見知らぬ土地であった。
右も左も分からない彼女を拾ったのは、黄色くておっきい人だ。
優しく？接する彼女のお陰でかなりショックから立ち直ることができた。
今では「おねえちゃん」と呼び久しく接している。

判定的にはデバフはないよ！
殆ど視力はない、ぼんやりと見える程度。
でも撃っていい対象と撃ってはダメな対象の見分けはつく。
視覚的な情報ではなく、動物的な直感で見切っているのだ。

彼女の今の行動原理は「おねぇちゃん」だ。
おねぇちゃんがやりたいことに興味を持ち、おねぇちゃんがすることを手伝う。
付いて行っているだけかもしれない。
けれど、それでいい。
それが楽しいのだ。
「おねぇちゃん」の行く先に何があるのだろう...?
あと、何であんなに黄色いんだろ？。

音ノ瀬　[2.3]　取引
星風　[2.2]　借り
ゴムチキン　[4.2]　家族

錬金術には元から教養があった。
それは師匠の影響か、親の影響か。
この地にはない技術だけれど、皆の役に立てるならこの地に蘇らせよう。