容姿・経歴・その他メモ

本名:三道清良

彼女はいわゆる「陰キャ」であり、学校でも友達はおらず孤独に過ごしていた。そんな彼女の心を癒すのが、木こりである祖父の仕事を手伝っている時だ。祖父は彼女に甘く、お願いされてしまうと断り切れずチェーンソーを握らせてしまっていた。数年間手伝いを続けていた彼女はすっかりチェーンソーの扱いに熟達してしまった。初めは好奇心からだった。しかしチェーンソーの稼働音は彼女の心を波打たせ、木に刃を入れる時には彼女の心に暗い喜びの感情が生まれていた。
そんなある日、伐採を行っていた彼女の脳内に声が響いた。しかし伐採に夢中の彼女は聞こえておらず、しびれを切らした神によって強制的にエリンへと召喚される。神から一通りの説明を受け勇者としての力を得た彼女は神の指令によりしぶしぶエルクレスト・カレッジに入学することになった。
チェーンソーなどいくつかの現代アイテムと共にやってきた彼女は魔法学園でも見事に浮き、孤独な学園生活を送っていた。そんな彼女の元に唯一話しかけてきた男がいた。彼は純粋な男で、彼女を「勇者ってすごいな」「見たこともない道具だ」と称賛した。セイラは惚れた。彼女はチョロかった。以降ことあるごとに男と一緒に居るようになり、彼に訪れる危機を片っ端から伐採していった。時には彼に助けられることもあった。そのたびにセイラは彼に惚れ直し、立派な激重女子に変貌してしまっていたが、聖ヴァレンチノ祭をきっかけに勇気を出し告白。見事結ばれ、以後の彼女は全く別人のように変貌していった。
今まで行動原理は"アルベルトのため"だけだったが、"仲間のため""学園のため"と周りのことを考えて行動できるようになり、勇者としての素質を開花させるに至る。それでもやっぱり一番は恋人。

一人称:私
二人称:お前→君
三人称:あれ→あいつら
想い人:先輩→アルベルト

かつては愛する人のためには何事も厭わない性格だったが、徐々に丸くなる。今では凛々しき勇者として新入生から尊敬を集めている。とある卒業生が学園に遊びに来た時に、彼女と容姿が良く似た女性がベッタリくっついていたのを目撃した学生が多々存在するが、「別人だろう」と思われた。
後日真偽を明らかにしようと好奇心を出してしまった新入生が、彼女の惚気話に小一時間付き合わされることとなるのは別の話である。

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