容姿・経歴・その他メモ

　ゲーニウス・ドール(守護神の人形)
そう名付けたのは彼を遺跡から発掘し甦らせた考古学者マルテル博士である。
博士が調査してわかった事はかつて旧クラン＝ベルを防衛していた兵器である事、グランアイン由来の魔力で稼働しほぼ無尽蔵の魔力を得ている事と彼が甦らせてもらったお礼に2000の願い(彼の実力で行使可能な範囲)を叶えてくれるという事だけだった。
　過去の戦いの影響なのか一部魔素による侵蝕が起きており、戦闘行動に入るなど自身に危険が迫ると発露し異形の姿に変化する。
　元に戻るには後述するポメロによる余剰エネルギー吸引か、機能停止するほどの大きなダメージを受けるかである。
　なお戦闘経験と一部の記憶を除き、大戦の記録のほとんどを失っている。
　マルテル博士による修復の過程で一部危険な兵装をオミットされており代わりに人命救助系の装備を取り付けられている。まだまだ未知数な点が多い彼だが、時が経てば隠された力が目覚める...かもしれない。

　傍らにいるポメロ名は『チエリ』
マルテル博士が古代文明のエネルギーを媒体とし
錬成術によって誕生した錬成生物であり、外見はポメロに良く似ているが全くの別物である。
　役割としてはゲーニウスに装備されているブーストエナジーが余剰エネルギーによって暴走しないようにするためのエネルギーの制御体でもある。
　吸い上げた分の余剰エネルギーは緊急時のエネルギータンクとしても用いられる。
　尚ゲーニウスにとって補助装備というよりはマルテル博士から預けられたペットという感覚に近い。
女性によく懐く。好物はクランベリー。



ここから先はマルテル博士の直筆で追記されている

　ゲーニウス達が遺跡の禁足区域から帰ってきたときに1番に驚いたのが彼の容姿の変化だった。
もともと瘴気の影響で禍々しい異形の姿になることはあったけれど、その姿とは全くの逆といって言い　
むしろ神々しいとも言える姿だった。（おそらく装甲にはリンメルコーティングが施されてるからあんなに綺麗な光沢をしてるんだろう、あとでゲーニウスからはぎ取った装甲を隅から隅まで調査しなくては・・・）

恐らく瘴気の影響を受けてたのは過去に交戦したデススティンガーの毒の影響と推察される。
だが今回はそのデススティンガーがトリガーとなって本来の姿を取り戻せたというんだから因果というか
何とも皮肉な話である。（実際のところ別の要因があるんだろうけど本人は頑なにしゃべろうとしないのが気になるなぁ）

「ブリッツアイン」（グランアインの雷）それがゲーニウスの本来の名称らしい、本人曰く【アインシリーズ】の
集大成であり、旧グラン＝ベル王家直属の騎士と言っている。（だから帰ってきてからはティアに対して異常に敬意を示していたのか興味深いねぇ）まあ、本人は「博士がつけたこの名前が気に入っているから」と昔の名前に戻る気はなさそうだ。
（かわいいところがあるじゃないか）

　驚いたのはもう一つ、私が危険そうだから取り外していた装置が再生していたのだ。
（厳密にいえば代わりに付けた救命装置を媒体にして再構築されたが正しい）
デススティンガー戦で見せたといわれる十字の光の柱というのはおそらくこの装置が稼働したのだろう。
（研究対象としてはますます興味深いねぇ）
ともあれ本来の力を取り戻したゲーニウスは今後ギルド【サングリア・レオ】にとって大きな助けになるだろう。
（私としてはゲーニウスが色々と学んで成長していくことが楽しみで仕方がないのだけどねぇ）


　紙の端々が焦げている、筆跡はマルテルでもゲーニウスでもない誰かのものだ
（丸みを帯びた幼子が書いたような字、かすかに甘い香りがする）
　フォイア、ヴァッサ、ヴィント、ラント、ドゥンケルハイトそしてブリッツ
僕たちはもう揃って戦うことはできないけど、君のそばにいつもいるよ。
何だかんだであの博士には感謝しなくちゃだね。ああ、でも本当に残念だ・・・
その姿に戻ってほしくはなかったけど・・・止まっていた時がまた動き出してしまうから。

　不思議に思わないだろうか？いくら集大成といえど2000年の時の流れを受けてその躯体が朽ちないことを。
鋼の獣たちはこの世の理とは別の存在であるからまだ説明がつく。
だがブリッツ・アインや我らは違う。100年200年なら問題はないだが2000年となると話が違う。
整備もなく、ましてや重度の損傷を受けて遺跡に埋まっていたなら猶更だ。ではなぜ無事だったのであろう。
　
　それは私たちが最後の魔力を集め彼の身体の時を止めたからです。
邪悪なる者の封印が解けるかもしれない危機を防ぐ為、そして自らを犠牲に眠りについた姫君をお守りするために。

　一度動き出した時はもう誰にも止められない、それはブリッツを急速に蝕んでいくであろう。
俺たちも何とか抑えているが、それも気休め程度に過ぎないだろう。それこそ神様が手を差し伸べてくれない限り
戦闘ももってあと1,2回が限界だろう。

　ブリッツ本人もそのことは察してはいるはずだ、我輩たちにできることはあの生真面目馬鹿を最後までサポート
することじゃから。そこから先の選択は奴本人がする事。

　とうとう彼の邪悪なるものが目覚めてしまった、2000年前僕たちや多くの犠牲を払い封印した彼のものが
ブリッツ・・・いやゲーニウスや今代の雨の勇者、そして勇気ある者たちにとって最大にして最後の試練となるだろう。
僕たちにできることは彼らが勝利することを祈るだけかもしれない。
だが諦めなければ奇跡は必ず起こる、それを僕たちは知っている。
それがどんなものであれ、望む望まぬ形など関係なく起こるのだから。

　新しく追記されている、筆跡からゲーニウスのものと思われる
　
　この物語の結末を記そうと思う。
誰かが追記した通り私の体は既に限界が来ていて、いつ動かなくなってもおかしくはなかった。
そして仮にデスザウラーを倒せたとしてもそれで解決するとも思っていなかった。
少なくともティアが2000年前と同じことをするだろうという予測もたってはいた。
そして今度こそ私はあの時できなかった誓いを果たさねばならない。
私は王家の剣であり盾なのだ、その身が滅びようとも王族は守らなければならないのだ。
しかし、そうなると博士への約束も果たせない、そこで私は考えたバックアップを用意すればいいと。
前に博士が私の装甲をはぎ取った際、コソコソと前のバージョンのレプリカを組み立てていたのを思い出しこの案に至った。
本来はコレクションの一環で作ったのだろうが、この際利用させてもらう。
ブーストエナジーにメッセージと現時点のデータを込めた、あとは無事これが博士の手に渡ることを祈るのみである。

　前任者の私はどうやらその使命を全うできたらしい、その散り際はグラン＝ベルの戦士らしい最期だったらしい。
元々あの体は現代の時代には残すつもりはなかった（ロストテクノロジーの塊だから）と考えると結果的にはよかったといえるだろう。まあ、一つ文句を言わせてもらえれば博士の世話をすべて私に押し付けたということぐらいか。
　今は博士に振り回されながらも何とも言えない研究の日々を送っている。
名前もゲーニウス・ドールから博士の名を貰いゲーニウス・カランドリエと改めた。
ブリッツアインという呪縛からも解かれたのだ、いつまでも人形と名乗るのも味気ないというものだろう。
　
　そして月1に禁足地にある慰霊碑へと足を運んでいる。かつて戦いそして犠牲になった者たちが眠る場所。
そこには破滅の魔獣からこの国を守ったフィニットとブリッツアイン、そしてゴジュラスもいる。
彼らにせめて花でも手向けるのは礼儀というものだろう。
　もっともフィニットはここにいるような気はしないが、彼もまた王族という責務から解き放たれ自由になったのだから。
きっと今も旅に出たルクスとティアを見守っているに違いない。

　ルクスとティアについてだが色々ありながらどうやら結婚したらしい。
前任者の私なら文句は言っていただろうが今の私には関係のないことである。（博士を押し付けた意趣返しの意味もある）
素直に喜ぼうではないか。彼らも数か月に一度ここに立ち寄ってくれる、いつかご子息に会いたいものだ。

　次にコャンだが、なんと軍に入隊したらしい。あのどこともつかみようのない狐がだ。
まあ、今までの功績を考えれば軍からスカウトされてもおかしくはないだろう（私は公では死亡した扱いになっている）
実際のところはアレッタのことが心配でそばについてあげたいのだろう、今の彼女の心情を鑑みればコャン以上の適役はあるまい。
　ともあれこの今の平和な日常は多くの犠牲の上で勝ちとったものだということを忘れてはならない。
これを読んでいる君もやがて知るだろう、人生は物語のように甘くはない、厳しいものだと。
だがどんな人でもこの世界には君を必要としてくれる人が待っていると。

　フィニットとブリッツアイン以下グラン＝ベルを護った戦士たちに捧ぐ　

履歴

「ブーストエナジー」/道具/重量1/
プリプレイに能力値を1つ選ぶ。
パッシブ。その能力値に+2する。
また、所持者はシナリオに1度、<スティグマ（PSGp.235）>を使用することができる。
この時フェイトを消費しない。
（マルテルの発明。古代文明のエネルギーを再現して、体を活性化させる装置。）

ゴジュラス
効果1:パッシブ。騎乗者の最大HPに+50、
行う攻撃のダメージに+50する。
ただしあらゆる判定に-2Dする。
いかなる場合でも戦闘中は騎乗が解除されない。

効果2:<決戦兵器>
セットアッププロセス。MPを50消費。
このラウンドの間、あらゆる効果で判定ダイスの減少効果を受けない。

祝福の花 アコライト専用　回復効果を行う分類魔術の効果に+1D

妖精石　コントラクター専用
コントラクターのスキルのコストを-1

真紅の杯　プリースト専用
軽減、回復の魔術の効果に+2

プロフェットストラップ　プロフェッサー専用
打撃武器を装備しているとき有効。魔術判定+1魔法攻撃ダメージ+1D

リムブースト・メタル
物防、魔坊+2 マシンアーマー所持で適用

リムブースト・リフレクス
行動値+2 マシンリム所持で適用

空の天然石
攻撃ダメージに+1

侍祭のクリスタル　アコライトのスキルのコスト-1
防嚢のクリスタル　ダメージ軽減の魔術の効果に+3
防壁のクリスタル　ダメージ軽減の魔術の効果に+2
魔烈のクリスタル　魔術ダメージに+3
対魔のクリスタル　魔防+2
飛行のクリスタル　常に飛行状態になる

ヒール(3)6d+58
ヘイスト(2)1d+6
プレイヤーワード(4)
マジックブラスト(3)
スプライトフォース(4)
アシストライト(2)
プロテクション(2)2d+37
ホーリーライト(5)5d+42
ホーリーライト+スプライトフォース(5)
5d+47
ホーリーライト+マジックリンク(8)5d+52
HL+ML+SF(8)+(4)5d+57

セッション履歴

収支履歴