名前：オリヴィア＝B・ベーゼンドルフ
性別：女
年齢：18才
身長：102cm
体重：20kg
体格；やや太め
髪色：赤茶
瞳色：赤
肌色：やや褐色
誕生日：不明（拾われた日にする予定）
好き：祖母2人、鍛冶全般
嫌い：子ども扱い
趣味：鍛冶仕事

《誓約：鍛冶屋の経営（サントスの穴）》
恩恵：鍛冶屋の経営によりプリプレイごとに[CL]D×100Gを得る。
束縛：あなたは祖母たちのお願いを断れない。断った場合コネクションによる登場判定の修正を受けられない。

"翼と風の昇る街"レセリア出身の鍛冶屋の娘。
祖母の鍛冶仕事を見て育ったため自らも鍛冶師の道を選ぶ。
16になった年に祖母が代々経営していた鍛冶屋を引継ぎレセリアで店主として経営している。
性格は明るく生真面目。少し抜けているところと素直になり切れない部分はあるが周囲からの評判もいい。
ネヴァーフであるため背が小さくややずんぐり体系だが、大人にも物怖じしない意志の強さも持つ。

赤茶色のセミロングを短めのツインテールにまとめた髪と切れ目がちな赤い瞳。
祖母の作ってくれたゴーグルとレザーエプロンを身に着け、首には小さな指輪をネックレスにして下げている。
指輪は祖母たちの合作。特殊な素材と熟練の技術で精巧に作られた一品で内側に名前が彫られている。

オリヴィアは祖母たちがつけた名前。本当の名前は分からないし、そもそもなかったかもしれない。
ベーゼンドルフは赤茶髪の祖母から。ミドルネームのBはバートルの意味で銀髪の祖母からそれぞれもらったもの。

鍛冶師としては一流といっていい腕前の彼女だが、より大きな目標がある。
かつて祖母たちも関わった"Emeraldas-Wimg"という巨大飛行船の製作計画。
今ほど飛空艇が一般的でなかった時代からレセリアで開催される『AETHER(エーテル)』という飛空艇の大会。
当時は大会の完走どころか飛ぶことすら危うい飛行船しかなく、開催すら危ぶまれていたと聞く。
しかしそんな時代に祖母たちの所属したギルド"エメラルドウィング"は見事な飛行船を作り上げ大会完走で優勝を勝ち取ったそうだ。
その話を祖母たちから聞くたび、彼女自身も自分で飛空艇を作りたいと考えるようになった。

それから80年近くたった現在。
すでに飛空艇は一般的になり、数人乗りの小型艇であれば優秀な冒険者ならなんとか買える程度の物となった。
だが十数人規模の中型艇以上、更に何十から百を超える搭乗が可能な大型・特型ともなるとずっと貴重で高価になっていく。
それゆえに彼女は、自らの手で特型飛空艇の製造を成し遂げたかった。

かつて祖母たちが成した、翠緑の翼を夢見て。

最初に記憶にあるのは年老いた老女2人が、おっかなびっくり幼子の私を抱えている場面だった。
一人は長い銀髪に赤い瞳。老女とはいえ吸血鬼を思わせるような美貌に魔女のローブを纏った、不信そうな顔をしている女性。
もう一人は長い赤茶髪に碧眼。使い古された革のエプロンを身に着けているが、年老いてなおその瞳には意志と信念が宿った、優しい表情の職人然とした女性。

彼女たちは本当の祖母ではない。
彼女たちの長旅の晩年。古巣レセリアへ帰還するその道すがら。
捨て子だった私を偶然見つけた2人は、レセリアにある代々の鍛冶屋で私を育てることにしたらしい。
育児の経験もない2人にとって幼子を育てるのは大変な苦労があったらしいが、そんな昔話している2人はいつもどこか楽しげだ。

本当の両親どころか義理の両親すらおらず、義理の祖母2人という変わった家庭ではあったが、不自由に感じたことは一度もない。
銀髪の祖母エリザ。冷ややかな印象を受ける見た目通り、あまり積極的に構ってくれたりしたことはない。
だがその内に見える優しさと思いやり、そういった気持ちは私にしっかり伝わっていた。
赤茶髪の祖母クラヴィア。エリザとは対照的にいつも優しく、寂しくないよう気遣ってくれた。
あまりに甘いときはエリザから叱責を受けていたりしたが、本気で怒っているような場面を私は見たことがない。

それでも稀に、2人の雰囲気が悪いときはあった。慣れない子育てで対立するようなこともあったのだろう。
まあ3日もすればいつも通りなんだけど。

そうして今、18になった私。
なかなか素直に感謝を伝えられなかったりするが、これは祖母エリザの影響だろう。うん、そうに違いない。
まだ元気な様子は見せているが、2人ともすでに高齢だ。どちらもヒューリンである以上、死別は遠くないと覚悟している。
だからこそ、祖母たちが元気なうちに。

次世代の翼に乗せて、風と共に、大空へ昇りたいと願う。

彼女には愛用品がいくつかある。
まずはゴーグルとレザーエプロン。
どちらも彼女の祖母クラヴィアのお手製で、鍛冶屋を継がせる時に彼女に送られた。
丈夫で使いやすく邪魔にならない、職人が職人のために作った一品である。
つぎに鍛冶用の槌。
こちらは彼女自身の手製だ。
12の時、祖母であり師匠でもあるクラヴィアに初めて合格をもらった物。
普段は優しいクラヴィアだが職人として品質に妥協はしない。そんな彼女からようやくお墨付きもらった記念の品。
最後はネックレスにかけた小さな指輪。
幼い彼女に魔よけの意味を込めて祖母たちの手で作られた。
エリザが独特な錬金術で素材を錬成し、クラヴィアがそれを熟達の技術で仕上げた指輪。
特殊な素材でできており、装着者の指のサイズにあわせてある程度大きさが可変する。
内側にはエリザとクラヴィア、そして彼女自身の名が刻まれている。家族の絆の証。

いずれの品も安物ではないが特別高価な一品でもない。
同等の品は街の武具屋であれば数百G程度で買うこともできる。
しかしそれらに込められた想いと物語、なにより愛情は何事にも代えがたい大切なモノである。

スキル

一般スキル

装備